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身近なのに奥深い、バードウォッチングをご一緒しましょう! |
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■ 私の人生を変えた鳥との出会い |
みなさんは「野鳥」のどんなところに魅力を感じていますか? 美しい、かっこいい、可愛いといった容姿や行動、種類の多さなどいろいろあると思います。私は、鳥たちから季節の変化を感じることに魅力を感じています。日本では渡りをする鳥がほとんどで、季節によって出会える鳥が異なり、「ジョウビタキが来たから秋だね!」といったように季節の移ろいを感じます。季節を巡りながらの野鳥たちとの出会いが、興趣が尽きない理由なのかもしれません。
ところが季節の訪れを草花で感じる人は多いですが、野鳥で感じる人はそう多くはないのではないでしょうか。また野鳥の種類や習性も、「こんなに身近にいるのに、あまりにも知られていない…」との思いから、もっと多くの人に野鳥のことを知ってもらいたいと強く願うようになりました。まずは知人や友人に興味持ってもらおうとSNSを通じたり、会話に鳥の話しを盛り込んだりしてみたら、「興味が出て、気づいたら鳥を見るようになったよ」と言ってもらえたり、知人のカメラマンが門外漢の鳥の写真を撮るようになったりと、周りの変化が多くなり嬉しく思っています。
ところで私は鳥だけでなく、海獣、とくにクジラ類が大好きです。少し長くなりますが、クジラ好きの私がどうして鳥を好きになったのかをお話します。クジラ好きは幼少の頃からで、クジラ類の識別は今も私の得意です。イルカ・クジラ好きが高じて、以前は全国の水族館巡りをしていたほどで、写真を始めたのもその頃です。遂には水槽で泳ぐ姿や図鑑を見て過ごすだけでは満足出来ず、「野生のクジラ・イルカを見てみたい!」とホエールウォッチングに挑戦、当時、大好きだったシャチに会いに、一人で北海道の知床半島の街、羅臼に向かいました。乗船した遊覧船でのシャチとの出会いで、水族館巡りはパタっと止み、羅臼通いが始まりました。羅臼はシマフクロウをはじめとする貴重な野鳥の宝庫。いつしか野鳥に魅入られてしまったのです。
生れ故郷の京都の北嵯峨、広沢の池、嵐山などへバードウォッチングに出かけると、なんとカワセミに出会ったのです。当時は何も知らなかった私は「四万十川の清流にしかいないと思っていた鳥が、普通の池にいる、自分の目の前にいる!」(笑)と感動と衝撃を受けました。その後もいろいろな鳥を見て、どんどん楽しくなりました。北嵯峨は探鳥会か開かれる野鳥の宝庫です。ここに来なければ、ましてや近所でなければ、バードガイドの私は存在しなかったかもしれません。
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■ 海鳥の魅力にハマる |
以前は野鳥にまったく興味がなかった私がこんなにもハマったのは、クジラ類とは違って、身近で会える魅力的な生き物だったからです。ホエールウォッチングは海に出ないと会えない、船が出ないと会えない、必ず会えるとも限らない、自力でできない(船に乗らないと)などいくつものハードルがあります。それに比べて鳥は、一歩外に出れば、いや家にいても何かしらの鳥に会えます。見た鳥の数をどんどん増やすうちに楽しくなり、クジラ類から野鳥に興味が移っていったのです。ついには会社を辞め、1年半ほど野鳥観察と撮影に没頭しました。時に海外で1ヶ月過ごしたことも。そして、いろいろな野鳥を観察するうちに、自分が特に魅力的に思い、得意なジャンルが分ってきました。それが海鳥です。何度も航路観察を続けるうちに、何が起きるか分らないワクワク感、沖合でしか会えないさまざまな種類の海鳥がいる環境、大好きなクジラ類にも会えるなどの魅力にハマりました。しかしながら、残念なことに海鳥に興味を抱く方は少ないと聞いています。海鳥観察はハードルが高いと思われるのでしょうか? そんな方は、是非一度ツアーに参加してみてください。想像越えた世界が待っているかもしれません。私はバードガイドとして、一人でも多くの方々に、海鳥の魅力を知っていただけたらと願っています。
さて、クジラ類から野鳥にシフトした私が、野鳥を観察していていると、日々学ぶことばかりです。繁殖や食べるために命がけで渡る姿、懸命に巣作りをして子育てをする姿、遊ぶ知恵、生きる知恵などなど。とくに野鳥の繁殖活動を観察していると、一生懸命巣材を集め、やがて孵化した子供に懸命に給餌する姿に親の愛を感じ、自分もこうやって親の愛情を受けて育てられてきたのだなと、この歳にもなって気づかされました。子供はシンプルに大きくなりたいから親からエサをねだる。親はひたすらそれに応える。これは生き物すべてに共通する愛なのだなと感じています。野鳥を観察していると、不思議に思うこと、学ぶこと、癒されることなどがずっと途絶えることなく続くのです。
私はバードガイドとして多くの方々に野鳥の魅力をお伝えしたいと思っています。初心者の方は特に大歓迎です! 興味があっても、どうしたらよいのかわからない。そんな方は、まずは気軽な日帰りのツアーに参加してみてください。きっと、一人では気付かなかったことに気づき、見えなかったものが見えてくるはずです! 図鑑を片手に「あの鳥は何?」「あの声は何?」から始めましょう!
野鳥に出会える時間を私とご一緒しませんか。
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■ 自己紹介 |
生まれも育ちも京都。小さい頃からのクジラ類が好きから全国水族館巡りとカメラをはじめる。ホエールウォッチングからの流れで野鳥と出会い、野鳥の魅力にとりつかれ、野鳥観察と撮影に没頭。現在は自分なりの隠れた探鳥地を発掘しようと出かける傍ら、2017年1月より、ワイバードのバードガイドとしても活動中。
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<CAP> |
「山ガール」や「釣りガール」は人気なのに、なぜ「鳥ガール」が流行らないのだろう? 鳥だって流行る要素はたくさんあるのに…。「何かきっかけないかしら?」と、日々悶々としています。
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