宮古島を代表する三種、オオクイナ・キンバト・ミフウズラの中で、今回の旅は、繁殖時期を迎えるキンバトが第一のお目当てです。緑色の背中に赤いくちばしが印象的なハトで以前は、石垣島が国内最北端の繁殖地でしたが、約18年前、宮古島でも繁殖が確認されて以来、石垣島では考えられないほど身近に見られるようになりました。思う存分観察、撮影しましょう。もう1種、めったに出会えないミフウズラにも期待します。テニスボールがころころと転がるような姿、とてもかわいいですよ・・・。 宮古島の大野山林では、キンバトの姿やヨナグニカラスバトの太く特徴ある鳴き声と姿に期待しましょう。また繁殖を向かえるリュウキュウコノハズクが枝に止まり休息する姿やリュウキュウキビタキのさえずりを聞くことも楽しみです。昨年(2017年5月)には、オニカッコウの声が聞こえたりしました。夏鳥として渡ってきたばかりのリュウキュウアカショウビンやリュウキュウサンコウチョウの姿にも期待です。この時期、まだまだ続く渡り鳥も多く、どんな出会いがありますか楽しみです。 バードガイド:本若博次
(この時期、期待できる鳥) ヨナグニカラスバト、キンバト、ズアカアオバト、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク、ヤツガシラ、ツメナガセキレイ、シマアカモズ、ノビタキ、リュウキュウキビタキなど
(この時期、以前に見られた珍鳥) カラシラサギ、ハシナガクイナ、コキアシシギ、ハシブトアジサシ、ヤマショウビン、シベリアムクドリ、オウチュウ、カンムリオウユウ、キマユホオジロ、クロウタドリ、カラアカハラ、タカサゴモズ、など |
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