毎年恒例の撮影の旅伊豆沼。十万羽を超すガンたちが織りなす風景を思う存分撮影しませんか?今回も満月近い月齢と日没時刻の微妙なタイミングに合わせてのお届けです。 先ずは早朝のガンの飛び立ち。東の空が赤く染まり太陽が顔を出すと、ガンたちが周辺の田んぼへと飛び立っていきます。太陽とのからみはどうなるでしょうか。今回は一斉に飛び立ってくれるでしょうか。早朝のガンの飛び立ちは毎年様子が異なり、また毎日様子が異なり、良いシーンに出会うことを祈るばかりです。 そして早朝の飛び立ちと並んで美しいシーンが、夕方の塒入りです。西の空は日が沈み真っ赤な夕焼け空が広がります。東を見ると満月がこうこうと光ります。ガンたちはあらゆる方向から塒の沼へと帰ってきますので、夕焼け空で撮影したり、満月の夕空で撮影したりとこちらも大忙し。今回はどのような写真ができあがるでしょうか、とても楽しみです。この早朝の塒立ちは2回、夕方の塒入りは帰路の時間をやや遅くする事によって3回、それぞれチャンスがありますのでしっかり撮影していきましょう。 さて日中は、田んぼで餌を取るガンの姿やハクチョウの姿、また田んぼへ向かう雁行や青空を飛ぶハクチョウの姿を追い求めます。またカリガネやハクガンなどの珍しいガンや、最近数が増えてきたシジュウカラガンを探し、人数が少ない利点を活かし用心深く近づいて撮影していきたいと思います。カリガネとシジュウカラガンに関しては、好きな田んぼがあり、その田んぼを突き止めましたのでしっかり撮影できることでしょう。 ガンやハクチョウ以外では、伊豆沼は猛禽類の多いところ。チュウヒをはじめノスリ、オオタカ、ハヤブサなどを探していきます。またこの時期はタゲリがよく見られるので、群れ飛ぶタゲリに出合えることを期待しましょう。 種類数こそ多くはありませんが年に一度のガンを求めての撮影の旅。悔いのないよう、しっかり撮影に取り組んでいきたいと思います。そのためにも良い天気に恵まれることを祈ります。早朝と夕方は寒さが厳しくなります。防寒着の用意をお忘れなく。 バードガイド:中野泰敬
(撮影したい鳥たち) オオハクチョウ、マガン、ヒシクイ、カリガネ、マガン、シジュウカラガン、ハクガン、タゲリ、チュウヒ、オオタカ、ハヤブサなど
※宿泊ホテルは1名様1部屋にてご用意しますが、2名様1部屋をご希望の場合はお申し付けください。
※JR各社の<ジパング倶楽部>等の会員の方はくりこま高原駅発着をお選びになり、各自で切符をお買いになられた方がお安くなる場合もございます。乗車列車はご出発日の1ヵ月前以降にお問い合わせください。 |
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