オーストラリア大陸の左下の角、大都市パースを起点とするこのエリアは四方を大海や砂漠に隔てられ、独自の鳥相を持っています。大陸北東部にあるケアンズとは対角線上に位置し、ケアンズは訪問済みの方々もオーストラリアで新しい野鳥を一気に増やす最適の場所です。固有種が多くユーカリインコ、ココノエインコ、オジロクロオウム、ニシオジロクロオウム、ニシテンジクバタンといったインコやオウムの仲間たち、ニシキリハシミツスイ、ギンホオミツスイ、ニシトゲハシムシクイ、シロハラヒタキ、ニシハチマキミツスイ、キョウジョスズメ、ニシキバラモズヒタキといったカラフルな固有の小鳥たちが多く期待されます。また水鳥の豊かさでも有名なところです。
パース周辺はオーストラリア人にとっては最重要探鳥地の一角ですが、問題は日本から直行便が途絶えていたことでした。今回全日空が直行便でパースに就航することになり本当に久しぶりに道が開きました。この20年ぶりの機会にパースの著名ガイドがワイバード用にスケジュールをあけてくれました。来年はもうできない気がしますので、この機会をお見逃しなく。もちろんパースでの探鳥が少なくとも7度目になるケアンズ在住ガイドの太田が通訳兼アシスタントガイドとしてサポート致します。
なおこのツアーではチラッと見るだけでも非常に骨が折れることで有名なある固有種3種には初めから挑戦せず、そのほかの野鳥をゆとりを持って見る(撮る)方針です。日本の野鳥ファンが見たいと思うようなほかの固有種や美麗種、例えばオーストラリアムシクイ類3種類やサンショクヒタキ類2種類などに時間を向けています。
(そのほかの野鳥) ニオイガモ、ゴマフガモ、オナガイヌワシ、ヒメアジサシ、ハシブトカモメ、オーストラリアクロミヤコドリ、ニジハバト、イワクサインコ、ワカナインコ、オグロインコ、マキエゴシキインコ(28インコ)、カレハミツスイ、オジロセンニョムシクイ、ヒロオトゲハシムシクイ、ハジロオーストラリアムシクイ、アオムネオーストラリアムシクイ、ウスアオオーストラリアムシクイ、ムラサキオーストラリアムシクイ、チャバラキノボリ、カオジロオーストラリアヒタキ、ハシブトモズヒタキ、マミジロオーストラリアマルハシ、エミュームシクイ、サンショクヒタキ、アカビタイサンショクヒタキ、クロズキンヒタキ、ハイイロモズガラス |
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