フクロウと言えば夜行性で、私たちが普段は目にする機会の少ない鳥です。でも冬の野辺山高原は寒さが厳しいせいか、彼らが夕方から姿を現し、朝遅くまで活動していることが多く見つけやすくなります。しかしそれは、積雪があってこそ。最近は温暖化のせいか、雪の降り出しが遅く、昨年のようにほとんど降らないという年もあるほどです。かつてこのツアーは12月に行っておりましたが、より積雪の時期に絡むよう、昨年から1月に行うことにしました。それでも昨年は積雪がなく、フクロウを探すのに苦労しましたが、何とか見ることができました。今回も何とか、雪原のカラ松にポツンと佇む美しいフクロウの姿を観察したいものです。 フクロウ以外では、同じような環境を好むコミミズクにも期待したいところ。また草原ではハギマシコにも期待。大きな群れが飛来すれば、八ヶ岳を背景に舞う姿が見られることでしょう。その他キレンジャクやヒレンジャク、オオマシコ、オオモズなどの冬鳥に出会えることを願っております。 二日目の日中は佐久に下り、調整池を覗きます。池には多くのカモが羽を休めており、ミコアイサとカワアイサが多いのが特徴です。また数は少ないですが、毎年のようにトモエガモが見られています。氷の張り方次第では近い距離で見られますので、期待しましょう。 夕方は、再び野辺山高原に戻りフクロウ探し。ツアー中は一日目の夕方、二日目の早朝と夕方の計3回、フクロウに出会えるチャンスがあります。フクロウを探したり、出現を待っていたりする時間帯は非常に寒く、マイナス10度を下回ることもあります。十分な防寒装備を整えてご参加ください。靴は防寒ブーツが最適です。 バードガイド:中野泰敬
(出会いたい鳥たち) トモエガモ、ヨシガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、ミコアイサ、コチョウゲンボウ、イカルチドリ、コミミズク、フクロウ、アカゲラ、オオモズ、ゴジュウカラ、キレンジャク、ヒレンジャク、アトリ、マヒワ、ハギマシコ、オオマシコ、ベニマシコ、ウソ、カケスなど
※立川・八王子駅でも乗降可能です(但し旅行費用は東京発着と同じです)。 ※名古屋〜静岡方面より甲府駅集合にてご参加可能です。甲府駅10:30到着(帰路18:36発)の身延線特急をご利用ください。ご希望の方には実費にてJRを手配します。
※JR東日本では7月より新幹線及び在来線特急での駅弁の車内販売を取り止めました。従いまして乗車前までに各自でご用意ください。 |
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