この時期、台湾の山ではイイギリの木の実がたわわに実ります。この実は、野鳥たちにとっては大事な冬の食糧源。夏のツアーでもおなじみのミミジロチメドリやチャバラオオルリなど、多くの野鳥が集まります。中でも注目したいのが、頭の白いタイワンツグミと台湾固有種のタイワンシジュウカラ。両種ともこれまで夏のツアーではなかなか見る事が出来ず、タイワンツグミに至ってはこの時期にしか見られないと言っても過言ではありません。じっくり時間をかけ、イイギリの実に集まる鳥たちを観察したいと思います。もちろん固有種のキジの仲間サンケイやミカドキジ、ヤブドリやカンムリチメドリなどのチメドリの仲間、タカサゴマシコやタカサゴウソなど数多くの台湾の野鳥たちが我々を楽しませてくれるでしょう。 そして南部の干潟では越冬するシギやチドリ、カモメの仲間、クロツラヘラサギなども観察します。クロツラヘラサギは、台湾が最大の越冬地。1000羽以上が越冬しています。オニアジサシも複数越冬、シギの中ではソリハシセイタカシギも数百羽が越冬し、日本では珍しい鳥に入るこれらの水鳥たちを群れで見られるのは嬉しいことです。今回より名古屋、福岡発も追加、見どころいっぱいの冬の台湾に皆様のご参加をお待ちしております。
バードガイド:中野泰敬
(出会いたい鳥たち) アオサギ、ダイサギ、カラシラサギ、クロツラヘラサギ、カンムリワシ、カタグロトビ、ダイゼン、ハマシギ、ダイシャクシギ、セイタカシギ、ソリハシセイタカシギ、ズグロカモメ、オニアジサシ、ゴシキドリ、ベニサンショウクイ、アリサンヒタキ、タイワンツグミ、ミミジロチメドリ、ヤブドリ、カンムリチメドリ、チャバラオオルリ、ズアカエナガ、タイワンシジュウカラ、タカサゴマシコ、タカサゴウソなど
※当初予定の6日間の日程から5日間に変更。旅行費用は40,000円の値下げとなりました。 |
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