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ツアーコース詳細
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珍鳥の故郷モンゴル(トイレ・シャワー室内完備の南ゴビのゲルに宿泊!)【最大15名様】 写真撮影可能 初心者可能
よく歩く(1日3〜5km) 6月12日(月)〜6月19日(月)
UPdate:2023/04/14 更新
■東京発398,000円 ※燃油サーチャージ及び諸費用含まず
■食事条件: 朝7昼6夕7
■最少催行: 10名(最大15名様)
■同行ガイド: 中野泰敬
■添乗員: −
旅行費用の他に諸費用(燃油サーチャージ、空港税、観光旅客税等約11,000円)が必要となります。
出発集合詳細
■成田空港12:30集合(13:40帰着予定)
予約状況
満席となりました。キャンセル待ちにて承ります。
※8日間の行程に変更となりましたが、ツアー価格は据え置きです。
■取消料のご案内
5月13日(土)以降 :旅行代金の20%
6月10日(土)以降  :旅行代金の50%
旅行開始後又は無連絡不参加 :通常旅行代金の100%
※弊社営業時間外又は弊社休業日にキャンセルのご連絡を頂いた場合は翌営業日扱いとなります。
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イワバホオジロ


 ワイバード起業以来、20年続いたモンゴルツアーもこれが最後です。モンゴルには、日本では珍鳥と言われている野鳥が普通種としてたくさん生息しており、サバクヒタキ類も4種類が生息し、毎日が興奮の連続と言っても過言ではありません。
 南ゴビ砂漠で宿泊するゲルキャンプの周りにはイナバヒタキとハマヒバリが飛び交います。そして少し車を走らせるとサバクヒタキ、オオチドリ、オオノスリ、アネハヅルが姿を現します。小さなコキンメフクロウも高確率で見られるでしょう。砂漠とは言え、水が湧き出るところもあり、そこには草が生え、虫たちも豊富。コヒバリやカンムリヒバリ、マミジロタヒバリ、キガシラセキレイの姿が見られ、水を飲みにサケイが飛び交い、草の上ではアカツクシガモが佇みます。
 ヨリンアム(鷲の谷)と呼ばれる渓谷では、その名の通りオオノスリ、ワキスジハヤブサ、イヌワシ、ヒマラヤハゲワシなどの猛禽類が次々に現れます。さらにヒゲワシが上空を舞った時には興奮が最高潮。岩山に囲まれた渓谷には小川が流れ、周囲は緑の草で覆われています。地面には小さな穴がたくさんあり、その穴からナキウサギやトビネズミなどの齧歯類が顔を出したり、走り回ったりしています。その数の多さに驚かされますが、だからこそ猛禽類が豊富に生息していることに納得することでしょう。シロビタイジョウビタキ、ハシグロヒタキ、ノドジロムシクイなども現れ、カベバシリが見つかることもあります。サバクヒタキ類の中で最も見つけるのが難しいセグロサバクヒタキも何とか見つけたいところ。更に日本では数例の記録しかないイワバホオジロも生息しており、数年前からよく見られるようになりました。
 今回、南ゴビへの往復は空路から陸路に変更となりましたが、途中、中央ゴビに位置するマンダルゴビに泊まり、往路にはスムフフブルド、復路はツァガーンズバルガといった新たな探鳥地も訪ねます。思わぬ出会いに期待しましょう。そして最後に訪れるテレルジは奇岩に囲まれた景勝地。南ゴビとは環境が異なり水と緑が豊富な場所です。立派な林が形成され、クロハゲワシやワタリガラス、ベニハシガラスなどの大型鳥類が舞い、シラガホオジロやコシジロイソヒヨドリなど小鳥が奇岩に花を添えます。林ではコアカゲラ、アカマシコ、ニシオジロビタキが鳴き、林縁部にはコクマルガラスが群れています。南ゴビとは野鳥の層が異なり、モンゴルの奥深さを知ることとなるでしょう。モンゴルの良いところは、見られる多くの鳥が日本の図鑑に載っているところです。より見たという感覚が強くなり、しっかり記憶に残して日本に帰ることができます。
 漠の中での数日間、朝晩の冷え込みがきついときがあります。とくに「鷲の谷」は標高が2000mを超え、ツアー期間中に季節外れの雪が降ったこともあります。フリースなどの防寒着は忘れずにお持ちください。
                                     バードガイド 中野泰敬

(出会えそうな鳥たち)
イワシャコ、ワキスジハヤブサ、ヒメチョウゲンボウ、アカアシチョウゲンボウ、ヒゲワシ、シロエリヒゲワシ、イヌワシ、オオノスリ、アネハヅル、オオメダイチドリ、コキンメフクロウ、コアカゲラ、チャイロツバメ、カンムリヒバリ、コヒバリ、ハマヒバリ、カラフトムシクイ、ノドジロムシクイ、コシジロイソヒヨドリ、シロビタイジョウビタキ、ハシグロヒタキ、イナバヒタキ、サバクヒタキ、セグロサバクヒタキ、オジロビタキ、イワスズメ、アカマシコなど、例年80種類ほどの野鳥に出会っています。

※ウランバートル〜南ゴビ間の航空便が欠航となったため陸路移動に変更となりました。そのため当初6日間の行程が2日延び、8日間のツアーとなりましたが、旅行費用は据え置きとさせて頂きました。

【2019年実施の同ツアーの様子】
http://www.ybird.jp/nakano/index.cgi?mode=res_srh&pset=10&no=502_201910

【2018年実施の同ツアーの様子】
http://www.ybird.jp/nakano/index.cgi?mode=res_srh&no=476_201807