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『ヤマショウビンに会いたい 春の対馬』
【5月8日(火)〜10日(木)】

5月8日:世間ではゴールデンウィークも終わり、大方の人々がそろそろいつもの生活感覚を取り戻した頃だろう。そんな世界とは裏腹に、私は今日もツアーにおもむくべく伊丹空港に立っている。4月後半から始まった「怒涛の日本海渡り鳥シリーズ(自称)」、見島-見島 -飛島と続いて、今日は第4弾対馬である。

伊丹出発組は福岡空港に最も早く着き、他空港からの到着組を待つ。この間およそ3時間。なぜこうなったかと言うと、最近あった事故の影響で同機種を使用した路線が間引きされたせいらしい。これからの下調べをしたり早めの昼食を摂ったりしている内に、すぐに時間になった。出発ロビーに集まり、空路対馬入りである。5月の対馬は新緑と海の青が美しい。空から見る島の色は格別だが、今日は黄砂の影響で霞んでいる。定刻に到着し、内山峠方面へ向かう。

内山峠は秋のアカハラダカで有名だが、春はどうだろう?しばらく見ていると、強風の中ノスリとサシバが渡っていった。緑色の鳥が飛ぶのが見えた。ブッポウソウだ。斜面の枝先に止まったのをなんとか望遠鏡で捉えることができた。その後、豆酘(つつ)、浅藻(あざも)などを回るが、このところの晴天続きで鳥影は極めて薄い。かろうじてアカガシラサギを見ることができ、宿へと向かう。

5月9日:今日も朝から晴れている。外に出ても鳥の声はほとんどしない。朝食前の朝探で観察したのはサシバ、センダイムシクイ、キビタキ、コゲラなど比較的馴染みの面々である。ただし、コゲラは固有亜種ツシマコゲラだ。対馬では珍鳥ばかりに目が向きがちであるが、このほかにもチョウセンエナガやチョウセンハシブトガラスなど、他では見られない亜種がいることは意外に知られていない。朝食後は一路北へ向かう。途中立ち寄った木坂野鳥の森も例年に比べて寂しい。キビタキのさえずりやニュウナイスズメを見て、佐護へ。小中学校横の田んぼから歩き始める。一昨年ヤマショウビンを見た場所なので気合が入るが、それらしい影は無い。歩き始めてしばらく、他の色にまぎれて見落としてしまいそうなツバメチドリが1羽見つかった。なかなか愛想よく地面に降りているところや飛び回る姿を堪能する。やっと気分が高揚してきて先へ進もうとしたその時、目の前を小鳥の影が横切った。あぜ道に降り立ったのは、なんとシマノジコ。いきなりの大物登場に場の雰囲気はますます盛り上がる。水を張った田んぼではタカブシギやサルハマシギの姿も。棹崎公園で昼食後ツシマヤマネコを見学。折も折り、我々が探鳥していた対馬南部で昨日23年ぶりにツシマヤマネコが撮影されたという明るいニュースが飛び込んできた。移動中に南部で「ツシマヤマネコ注意」の看板を見かけ、「こんなところにもヤマネコがいるのかな?」と首をかしげていたあたりのようだ。さて、その後は佐護湊-田ノ浜-佐須奈-舟志(しゅうし)と移動した。午後の目玉はアカハラダカ、マミジロタヒバリ、オウチュウ、ブッポウソウなど。まずまずの成果である。今夜は雨が降るという予報なので、新しい鳥が入ってくれることを大いに期待して宿へ。

5月10日:夜に雷を伴うすさまじい雨が降った。その雨も夜明けには止み、願ってもない展開となった。大いに期待して朝探に出かけるが・・・。コサメビタキ、エゾビタキなどヒタキ類は少し入ってきたようだが、全体的に鳥の声はさびしい。朝食後は舟志から開始。アカハラダカは止まりをゆっくりと観察でき、オウチュウも残っている。が、珍しい目のホオジロ類などが全くいない。椋梨のバードウォッチング公園でやっとキマユホオジロ、コホオアカを見ることができた。ツメナガセキレイもここに来てやっと出現。田んぼでオグロシギなどシギ類も見ることができた。昼食のために立ち寄った湊シーランドステージでハチクマの渡りやマミジロタヒバリを見る。が、お目当てのヤマショウビンは・・・。ゴールデンウィーク明けの平日とあってはバードウォッチャーの姿も皆無で、野生生物保護センターの鳥情報コーナーにも何の書き込みもない。佐護にいられる時間もあと1時間になり、最後の望みを託して小中学校横の田んぼへ。ここで今回唯一出会うことのできた地元バードウォッチャー氏の話では、今年ヤマショウビンは二三度出現があったようだが、いずれも短時間の観察、特に佐護周辺では「薄い」ということであった。例年に比べて渡りが遅れているのかも、という話を聞くに及んでは諦めざるを得ない。最後にもう一度キマユホオジロとアカハラダカの止まりを目に焼き付けて空港へと向かった。

我々が探鳥した限りにおいて今年対馬の鳥傾向は、特にタヒバリ類、セキレイ類を中心に全体に鳥影が薄く種類が少なかった。ただそんな中でシマノジコ、キマユホオジロ、コホオアカなど比較的ホオジロ類には恵まれたほか、アカハラダカがこれまでにないほど良く観察できた。シギもまずまず。ヤマショウビンや昨年のズグロチャキンチョウのような大物こそ観察できなかったが、これを除けば対馬らしい鳥との出会いはそれなりにあったと言って良いだろう。

森山春樹
一般 | No.136 管理人 2007/05/08


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