タイトルのFlashが埋め込まれています。
ツアー日誌トップ | 山本幸正の社長日誌 | HOME 
渡り鳥を求めて 春の粟島
西の島 春の渡り山口県見島
関西縦断! 冬鳥バードウオッチング
『ミヤコドリに会いたい!安濃川河口と五主海岸』
『往復フェリーで行く 冬の九州』
米子水鳥公園&斐伊川河口
オオワシを求めて!奥琵琶湖
『コウノトリと城崎温泉』
『晩秋の佐渡ヶ島!トキの故郷を訪ねて』
『日帰り感覚で行く!諫早干拓とシチメンソウ燃える有明海』
『渡りの珍鳥を求めて!トカラ列島・平島』 (0)
『渡り鳥を求めて!春の粟島  A班:B班』 (0)
『小鳥が渡る風の岬 竜飛崎』 (0)
『絶景立山!純白のライチョウを求めて』 (0)
『中野さんと行く!ベストシーズンの奄美大島』  (0)
『サイチョウが舞う!ボルネオ・スカウ』 (0)
『夏羽のカイツブリ類を求めて!銚子と波崎』 (0)
2010 年 05 月 (12)
2010 年 04 月 (7)
2010 年 03 月 (7)
2010 年 02 月 (8)
2010 年 01 月 (10)
2009 年 12 月 (7)
2009 年 11 月 (7)
2009 年 10 月 (9)
2009 年 09 月 (7)
2009 年 08 月 (2)
山本幸正の社長日誌
<<  2019年08月  >>
----123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
管理用
『絶景立山!純白のライチョウを求めて』
拡大 拡大 拡大

(写真 左から)ライチョウ、ミサゴ、キジ 撮影:岩崎和男様

【2010年4月21日(水)〜23日(金)】

 4月21日:私の住む大阪では、花が開いた後にやって来た寒波のお陰で、長持ちしていた桜もすっかり散ってしまった。しかし、これから出かける立山は4月初めからの除雪作業が終わり、やっと高原道路が開通したばかり。春とは名のみの雪景色となる。狙いは勿論純白のライチョウである。

 大阪発9:16のサンダーバードに乗り込むのだが、通勤ラッシュを避けて1時間以上余裕を見て自宅を出発する。それでも電車はかなり混み合っており、大型のリュックを担いだ身はいささか肩身が狭い。どこへ行っても込んでいるので早めに出発ホームに上がり、ゆっくりと朝食を摂る。サンダーバードが出発するホームには座り心地の良い椅子が並んだ待合室があり、出発までの時間を快適に過ごすことが出来た。
 大阪、新大阪から乗車された大阪発の方々と車内で集合し、一路金沢へ。金沢で東京出発の方々と合流し、専用バスで河北潟に向かう。今日と明日の午前中は金沢周辺で探鳥し、金沢市内で1泊する行程である。
 最初の探鳥地河北潟に着いたのは1時前、晴れていて寒くはないが風が強い。狙いは渡り途中のシギ類や猛禽類であるが、今年は渡りが遅いのかあまり姿がない。チュウシャクシギ、タカブシギ、タシギなどがかろうじて見られた。頭の黒くなったユリカモメが群れで田んぼに降りていた。日本海が近いためか、広大な農耕地でユリカモメやカモメを見るという面白い風景を見る事が出来た。キジの♂があちこちで見られる。関東から来られた皆さんはケリの姿を見て喜んでおられる。関西では普通に生息しているので局地的に分布している鳥に対して皆さんの反応が異なるのも興味深い。
 もう1カ所の探鳥地は「健民海浜公園」である。バードウォッチャーにとっては「普正寺の森」と言う呼び方の方が馴染み深い。海岸沿いにあるため渡りの珍鳥が飛来することもある公園である。歩き始めてすぐに夏羽で頭が真っ黒になった♂のアトリが見つかった。幸先がよいと喜んだが、その後はあまりパッとしない。夏鳥のキビタキ、オオルリ、ムシクイ類などを見たかったのだが、タイミングが合わなかったようだ。目に付くのはツグミ、アオジ、ジョウビタキ、ハシビロガモ、キンクロハジロなど冬鳥ばかり。キジの♀が近くで見られたのと、かろうじてアカハラの囀りを聞いて市内の宿に向かう。

 4月22日:前日の天気予報がこう言う時だけ見事に当たり、朝から強風が吹いている。朝探出発時刻には雨が降り始めたが、朝飯前に普正寺の森へ。シジュウカラの囀りに迎えられ、昨日の鳥に加えてクロツグミの囀りも聞かれた。しかし、残念な事に渡りの小鳥はさっぱりでない。途中で出会ったカメラマンからは夏鳥は一通り出現していると言われ、これ見よがしに写真を見せられる。しばらく水場で粘ってみたが、期待する鳥は一向に出てこないので、早めに宿に戻ることにした。帰り際にオナガが出現し、昨日とは異なり、今度は関西勢が歓声を上げる番になった。かくいう私もオナガを見るのは今年初めてである。
 宿でゆっくりと朝食を摂り、8時に再出発。立山までにもう1カ所、富山新港へ寄る。9時ちょうどに到着したが雨風がさらに強まり、実際に外へ歩き出したのは6〜7人だけとなった。池にはオオバンや8種類のカモ類がいたほか、池の中州でケリが1羽しゃがみこんでいた。しばらく見ているとお腹の辺りからヒナの姿が・・・。都合4羽のヒナが強風の中でヨチヨチと歩く様は実に愛らしい。天気が良ければもっとゆっくり見ていることができただろうが、早々に親鳥の腹に潜り込んでしまった。
 立山駅からはケーブル、高原バスを乗り継ぐ行程になる。美女平で高原バスに乗り込んだ頃から雨風が少し弱まってきた。途中称名滝のビューポイント付近で千羽を越えるアトリの大群を見かけた。天気と運気は回復傾向にあるようだ。
 宿のある弥陀ヶ原で一旦宿に入り、荷物を預けて室堂に向け再出発する。室堂の天気は小雨。思ったより視界も悪くなく、これなら何とかライチョウを探せるだろう。室堂から歩き始めてみくりが池温泉方面に向かう。踏み後が付いているので軽登山靴程度の靴でも歩けるが、多少のアップダウンがあるのでアイゼンを付ける方が歩きやすい。周りはまだ一面の雪である。みくりが池温泉までは全く出現なし。みくりが池温泉のテラスで少し離れたところにあるハイマツ付近でやっと1羽が見つかった。しばらく見ていると2羽いることが判った。この時にはあまりはっきりと判らなかったのだが、帰宅後写真を確認したところ♂と♀であると判った。どちらも冬羽で身体は白いが、♂は嘴と目までが黒く繋がっているのに対し、♀の方は嘴と目の間が黒くない。これはクロツラヘラサギとヘラサギの違いに例えると判りやすいだろう。一通り全員で見終わった頃、また霧で視界が遮られてしまった。午前中の富山新港での天気からは今日中にライチョウを見るのは難しいと思っていたのに、2羽のライチョウを見る事が出来た。室堂バスターミナルへ引き返す途中、今度は随分と近い距離でまたライチョウを見る事が出来た。ハイマツの上にすっくと立っている。雨に濡れて羽毛が垂れ下がり、目の上の赤色部を隠してしまっているのがご愛敬だ。雨はまだ止まないが、心はすっかり晴れた。

 4月23日:6時に起きて外を見るとどうやら雨は止んだようだ。ただ、今度は霧で視界が悪くなる恐れがある。出発前に何人かの方々がウソとホシガラスを御覧になったようだ。8時に出発し、昨日同様にみくりが池温泉へ向かって歩く。案の定、室堂は霧で昨日よりも視界が悪い。みくりが池温泉の手前まで来たところでイワヒバリが囀り、近くを飛びすぎて行った。夏になるとそこら中で鳴いているカヤクグリやメボソムシクイの声が聞こえるのだが、さすがにまだ冬が続いているのだなと実感する。目指すライチョウは昨日よりも少し斜面を下った辺りで岩の上に立っているのが見つかった。真っ白に見えるが♂の縄張り宣言なのだろう。その勇姿もすぐに霧で見えなくなってしまった。昨日に較べ風は無いのだが、そのせいか霧の状態はあまり良くならない。時折遠目のハイマツ付近で姿を見せるのをしばらく望遠鏡で見ることはできたが、ぼんやりとした景色であるのは変わらない。
 さて、我々の持ち時間は限られている。昨日は雨風が強くて中止になっていた「雪の大谷ウォーク」が今日は出来る事やライチョウの展示を見に行きたいと思っている人もいる。ここで決断を下して貰うことにし、このままみくりが池付近でライチョウの姿をもう少し見ていたいという人と、歩きたい人とに別れることにする。1/3程の人が残ることになり、後の人はバス出発時間までに再集合することを確認してまとまって室堂へ引き返す。視界が悪いため室堂までは万一に備えてひとかたまりになって帰ることにした。最後まで油断は禁物である。途中昨日帰り際にライチョウがいた辺りで、影が動いた。今日も近くでライチョウをもう一度見る事が出来た。ただ、昨日よりも視界は良くない。早々に切り上げ、室堂ターミナルへ。
 平日だと言うのに室堂は観光客で立錐の余地もない程である。外国からの観光客も多いようだ。「雪の大谷ウォーク」は歩行者天国を思わせる人混みであったが、ライチョウを見終わった後で皆さんにこやかに歩いておられる。思い思いにそれぞれの立山を楽しみ、無事に帰路に就いた。

森山春樹
一般 | No.473 管理人 2010/04/21


Next > 『小鳥が渡る風の岬 竜飛崎』
Back < 『中野さんと行く!ベストシーズンの奄美大島』 

Y Bird All rights reserved.