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『奥琵琶湖と若狭湾・三方五湖』 
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(写真 左から)サカツラガン、ハクガン、ヘラサギ

【2010年1月23日(土)〜1月24日(日)】

 1月23日: 冬の奥琵琶湖。湖面に浮かぶおびただしい数のガン・カモ・ハクチョウの姿と共に、湖の西に連なる比良の連山、東に雪を被って聳える伊吹山など、水墨画を思わせるモノトーンの世界で、普段とは異なる鳥見をして頂きたいというのが、このツアーのコンセプトでもある。しかしながら、今年の琵琶湖は例年と少々様子が異なる。

 琵琶湖にはコハクチョウや(オオ)ヒシクイなどの他に、関西では少ないオオワシや全国的に見られる機会の少ないアカハシハジロというツアーの目玉となる2大スターがほぼ毎年飛来する。例年だとこの2種を中心にゆっくりと鳥と自然を楽しみながらツアーの行程を進めることができる。2種については場所も大体判っているので、私としては、気分的にもゆったりできるのだが・・・。今年はこれらの鳥に加えてハクガン、サカツラガンという琵琶湖ではとても珍しい鳥がやって来てしまった。情報はお客様も御存知の方が多く、楽しみにして来られる。小回りの利く少人数ツアーとしては、折角楽しみにされている鳥を避けて通る訳にはいかない。やっかいなことに、この2種は毎日採餌場所を変えているらしく、古い情報によって探しても見つからないことが多いようだ。かくして2日間に渡るガン狂想曲が始まった。
 とは言うものの、慌てて珍鳥を探しに行く必要は無い。湖北野鳥センター前でねぐらを取ったハクガン、サカツラガンは、昼間コハクチョウの群れに混じって水田で採餌する。10時に米原へ集合するツアー行程では、ねぐらで休む姿は見ることができないので、情報が入ってくるのを待つのが賢明である。それまでの時間を利用して、予定通りに姉川河口へ。生憎小雨が降っているが、水面に浮かぶミコアイサ、カワアイサ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンなどを見る。湖岸の林ではモズ、アトリ、シメなどが見られた。時折飛ぶのはカモメである。
 昼前に湖北野鳥センターへ到着し、館内からオオワシやヒシクイの姿を見る。ヒシクイの休む側の木にはアカゲラやカワセミが止まっていた。昼食の間に今日の情報を仕入れる。これまで聞いていた場所よりも徐々に北寄りに採餌場所が変わってきている。
 食後、遠目で見ていたオオワシをもう少し近くで見ようと近づきかけたところで、採餌の為なのか飛び立ってしまった。頭上高く飛ぶ姿を目に焼き付けて、早崎ビオトープに向かう。いつもだとアシ原で寝ているヘラサギが見あたらない。代わりにチュウヒ1羽が低く飛んだ。他の鳥もほとんどいないので、ヘラサギは後回しにしてガンを探すことにする。
 教えられた場所で見つけた最初のコハクチョウの群れにはどちらの姿もなかったが、しばらく探して小群のコハクチョウの中にいるハクガンが見つかった。数人のカメラマンが近くで撮影しており、警戒心は強くないようだ。我々もそっと道に降り、ゆっくりと観察することが出来た。
 しかし、その後いくら探してもサカツラガンの混じったコハクチョウの群れが見つからない。かなり広範囲を探したが見つからないので、もう一度ヘラサギを探すことにして早崎へ引き返す。いつもの場所にはやはりいなかったが、少し南側に1羽で降りていた。やや遠目から取り敢えず望遠鏡で確認して貰う。カメラマン一人がすぐ側で撮影していたので油断していたが、我々が湖岸道路を歩き始めたところで飛び立った。その後はアシ原の中に入ってしまい見えなくなった。オオワシと言い、ヘラサギと言い、今日はどうも愛想が良くない。おまけに天気までみぞれ交じりで、なんとなく物足りない気分である。しかし、時間も遅くなりつつあったので宿へ向かう事にする。

 1月24日:昨夜の内に前線が通り過ぎたようだ。目覚めると湖北の空は曇り空ながらも所々に青空が見えている。風もなく穏やかな天気だ。朝食を挟んだ朝の探鳥でカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ノスリ、ジョウビタキなどを見る。
 午前中の狙いは湖西側にいるアカハシハジロである。新旭町に着いて湖面を探索する。今日は近いところにカモの群れが少ない。しばらく探し続けて、沖合いでアカハシハジロが見つかることは見つかったが・・・。ほとんど水平線上と言って良いくらいの遠距離で、オレンジ色の頭が浮き沈みしている。天気が良くなって陽炎も出てきたせいか、望遠鏡で覗いていてもユラユラとしか見えず、これでは「アカハシハジロを見た!」と胸を張って言えそうにない。少し車で移動した場所から再度観察したところ、先程よりは見えやすくなった。が、これ以上距離は縮められない。ホオジロガモやカワアイサなどを見て三方五湖へ向かう。
 昼食場所の窓からは雰囲気のある稜線が見える。いつもここに来る度に「クマタカが飛びそうな場所だな」と思って見ていたのだが、ついぞ姿を見たことがない。そんな話をしている時、上空にタカの影。何とクマタカではないか!翼を一杯に広げて悠々と飛んでいる。食べるのも忘れて山陰に隠れるまで追い続けた。昨日から続いているモヤモヤ感が一辺に吹き飛ばされたようだ。三方五湖と日本海でミサゴ、ウミウ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメなどを追加して再び湖東へ。
 皆さんのご希望に従って予定を変更し、最後にもう一度サカツラガンを探すことにする。移動途中で湖北野鳥センターに今日の情報をお尋ねする。その時点で今日は誰も見ていないと言う絶望的な返事。しかし、直後に最新情報が入る。昨日探していた場所よりも随分南で、長浜市を通り過ぎて米原市の田んぼにいたという話だ。田んぼの中を右往左往してみるが、そもそもハクチョウが1羽もいない。さらに南に行っているかもと湖岸道路を走っていると、琵琶湖にコハクチョウの群れが浮いている。その中に小さなシルエットが!苦労してやっと出会えたサカツラガン。琵琶湖の夕焼けと共に皆さんの心にいつまでも残る風景になることだろう。解散までにはまだ時間があったので、昨日ゆっくり見られなかったヘラサギをもう一度探しに行く。今日はとても愛想良く、長い嘴を振って見せてくれた。「終わり良ければすべて良し」笑顔の皆さんを米原駅にお送りして、私の長い二日間が終了した。

森山 春樹
一般 | No.451 管理人 2010/01/23


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