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『大雪・天売・サロベツベストシーズン北海道』
【2014年6月18日(水)〜21日(土)】

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(写真:左上から、アカエリカイツブリ、ケイマフリ、ツツドリ、ツメナガセキレイ、ノゴマ、マキノセンニュウ、ウトウ) 撮影・一色敏浩様

新千歳空港に思い思いに各地から集合して頂き、私たちを乗せたバスは北海道十勝岳山麓にある白金温泉方面に向けて出発しました。最初に到着したポイントでは見晴らしの良い展望スポットからの探鳥です。稜線に止まるアカハラ、ツツドリを観察しながら白金温泉へ向けて歩き始めると、今度は梢に止まるアオジ、ビンズイ、ルリビタキの囀りを楽しみました。バスで温泉から少し離れた林のあるポイントに移動するとキビタキやセンダイムシクイ、エゾムシクイなどの囀りを楽しみました。そして最後に、アオバトが鈴なりになるぐらい集まっている様子を観察して初日は終わりました。 
2日目は始発の大雪山ロープウエイに間に合わせる為、5時に宿を出発しました。大雪山に近づくにつれて雲行きが怪しくなりました。バスを降りたら、ベニマシコが2ヵ所で囀っているのがわかりました。すぐに探し出し、スコープに入れると本当に鮮やかなあの紅色の雄の姿が見られました。しかし、天気はやはり、大雨になり、始発のロープウエイは見送ることにしました。中野さんと相談し、次の便で行くとにしました。結果、姿見の池駅に到着し展望台に向かい、約1時間半、ギンザンマシコとの出会いに期待しましたが残念ながら今回は濃霧と小雨のため確認ができませんでした。そして、下山後はサロベツ原野に向けて出発しました。サロベツ原野は広く3か所ぐらいポイントがあります。最初のポイントではコヨシキリ、ツメナガセキレイを中心に木道を歩きながら観察しました。2番目のポイントでは、アカエリカイツブリの1番いを観察しました。今回はとても運がよく、2羽が同時に向かい合い、そして走り出すという、普段はそう簡単には見られないディスプレイを観察する事ができました。本当に感動しました。また沼地では遠くにオジロワシが休息していました。
3日目の朝は夜明けと同時にシマアオジが生息しているポイントに向かいました。すでに、シマアオジ狙いのウオッチャーも見られました。私達も中野さんを先頭に、原野に耳を傾けながら木道を歩きます。しかし聞こえてくるのはコヨシキリ、ノゴマ、アオジ、ノビタキの囀りが殆どでした。ポイントを絞り、定点観察しても姿も、囀りも確認できず、一旦、朝食を取るため、宿に戻りました。再出発して原野に戻りましたが、やはり姿は一瞬、遠くを飛んだ感じでしか見られず、例年通りのような観察はできませんでした。近くでは虫のような囀りをするマキノセンニュウをゆっくり観察する事ができました。そして、タイムリミットが来た為、私たちは天売島に渡るため、羽幌町の港に向かいました。
 天売島に向かう船上より、ウトウの群れ、飛び立つケイマフリの姿を楽しむ事ができました。上陸後はチャックインした後に、ウトウの営巣コロニ―を観察しました。その時間帯ではまだ、ウトウは帰巣していませんが数時間後に来ると、どれだけの数が戻ってくるのか期待しました。美味しい海の幸を頂き、準備を整えて夕日が沈みかけたコロニーへ、再出発しました。到着するなり、既に帰巣が始まっていました。空がまだ薄明るいので何百羽のウトウが次々と戻ってきましたが、巣の前でのウミネコやオオセグロカモメと戦いも自然の掟なんだなと思いながら観察しました。今年は餌となる魚の群れが少ない影響か魚をくわえて戻ってくるウトウの姿が少ないと現地ガイドの方が話されていました。
ウトウの帰巣を観察した後は、海の宇宙館にて寺沢さんによる天売島の海鳥に関してや魅力について画像を見ながら解説して頂きました。春の小鳥類の渡りも楽しいとも話されていました。
最終日の朝は、早朝より天売島を縦断するかの様に歩いて探鳥しました。上空にはアマツバメ、オオジシギがそれぞれ鳴きあいながら飛びかいました。目線の高さでエゾカンゾウに止まるノゴマやコヨシキリ、なかなか姿を見せないエゾセンニュウの囀りを聞きながらそれぞれ楽しみました。またこの時期は珍しく、シマゴマの囀りを聞くことができ、少し驚きました。その後、私たちは、午前便の船で、天売島を後にして、余裕をもって新千歳空港にもどってきました。
この度は天候に左右されたり、一部、行程の内容が変更となりましたが、参加して頂いた皆様のご協力により無事に終了しました。次回また、ツアーにてお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。

バードガイド 久下直哉
一般 | No.798 管理人 2014/06/18


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