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第十八回 中国四川省 (5月28日)
 パンダの故郷、中国四川省。昨年に引き続き2度目の訪問である。7日間の探鳥で、昨年と同様130種類近くの野鳥と出合ってきた。そのうち35種類が昨年出合えなかった野鳥、言い換えれば、昨年であった35種類の野鳥に出合えなかったわけで、野鳥との出合いは本つにタイミングであり、一期一会なのである。
 今回のツアーの特徴はキジの仲間によく出合えたことだ。キジシャコ、ベニキジ、ユキシャコ、チベットセッケイ。中でも興奮したのはアオミミキジとの出合い。昨年、ツアーが始まるときから、この鳥を見てみたい!と思っていたので、その思いが通じた喜びは大きかった。ポイントに着いた時は土砂降りの雨。朝弁当をバスの中で食べながら、雨が止むのを待っていた。少し小降りになったので外に出てみると、崖の下に大きな物体を発見。望遠鏡をのぞくとアオミミキジの姿が。急いで皆に声をかけ、興奮しながら観察。男爵を思わせる白いひげ状の羽毛と悠々と歩く姿に風格を感じた。気が付けば雨は止んでおり、崖の上にいたのが幸いしたのか、警戒するそぶりもなく長い時間観察することができた。このツアーでは、もう一つミミキジの仲間、シロミミキジにも出合える可能性があったが、今年は濃霧で探すことができなかった。シロミミキジとの出合いは来年の楽しみに取っておこう。
 さて、四川省というと九寨溝と黄龍という景色が美しい世界遺産が有名だが、昨年の大地震で大きな被害が出た。しかし、そこは共産圏の国。急ピッチで復興に取り掛かり、充分とはいかないまでも、何とか観光客を呼べるまで回復した。九寨溝では乗合のマイクロバスを何台も出し、時間を決めながらポイント、ポイントでの観光。黄龍は、九寨溝ほどの被害は出ていなかったものの、奥の遊歩道が崩れていた。それでも野鳥は十分楽しむことができ、マイクロバスは名所名所で止まるものの、私たちは名所には目もくれず、もっぱら鳥探し。決められた時間の中でも、しっかり野鳥は現れるもので、少々の不便もそれほど痛手には感じなかった。
 四川省での探鳥は、標高3000mmから4000mm以上の高地が中心だ。野鳥が現れても急ぎ足で追いかけることができず、とにかく1歩足を出すごとにハーハーと息が切れる。ところが、その高所のつらさも日が経つにつれ慣れていくもので、最終日には皆、力強く1歩を生み出していた。四川省の鳥は、日本ではなじみの薄い鳥が多い。しかしどの鳥も興味深く、見れば見るほど楽しくなってくる。つらさを上げればムシクイ類が多いこと。日本と同様、さえずってくれれば種類が分かるのだが、いつもさえずっているわけではない。現地のガイドも首を傾けながら、あれじゃないかな!などと言う。しかし声が聞かれた時には、ガイドのスマホには野鳥の鳴き声が収録されており、その声を聞きながら‘あっ、それそれ’などと皆で検索するのは楽しい一時であった。
 日本に戻り、いつもの標高での暮らしが始まっている。来年、三度訪れた時には、またハーハーから始めなければならない。しかしそのつらさも、四川省の野鳥が和らげてくれることだろう。来年の一期一会も大いに楽しみたいものである。

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,笋辰判于颪┐織▲ミミキジに興奮
∈鯒逃したムラサキツグミにも、幸運が続いた
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ムネアカマシコ。せっかくの赤い鳥との出会いだったのに、霧が邪魔をする
ざ縵郵造能亶腓辰織バラガラ
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ズ鯒出合えなかった鳥の一つギンガオエナガ
Εグロヅル、今年はペアーの鳴き合いを見せてくれた。
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Ш任發錣りやすいムシクイの仲間、キバラムシクイ
┷Gは何回も出合うことができたノドジロジョウビタキ
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四川省の山はケシが有名。青いケシは7月が良いそうだ

日記   2018/06/15(Fri) 10:18:16

第十七回 利尻島と上高地 (5月19日)
 北海道の利尻島はコマドリが多く生息している。島に到着し、一歩林に足を踏み入れれば、右から左からコマドリのさえずりが耳に飛び込んでくる。いったい何羽のコマドリが生息しているのだろう!そう思うほど林の中はコマドリの鳴き声で包まれる。さて、利尻島での真の目的はクマゲラに出合うこと。現地のガイドさんの案内でクマゲラのいる森へ。今は抱卵時期ということで、巣木の見渡せる場所で皆で待機する。北海道本土で抱卵期のクマゲラを見た時、抱卵交代は4時間に一度。最大4時間待たなければならない。しかし利尻島のクマゲラは1時間半から2時間で交代するらしい。多くの野鳥に出会いたいツアーにとっては有難いことである。そんなことを考えながらクマゲラを待っていると、雄が‘コロコロコロ・・’と鳴きながら飛んで来た。皆の中に緊張が走る。先ずは巣木近くの木に止まり辺りを見回し安全確認、そして巣木へ。止まった瞬間‘バシャバシャバシャ’とシャッター音の嵐。そんな音も気にせず雌が巣穴から飛び出し、雄が巣穴の中に入って行く。再び到着した時の静けさが戻り、皆の緊張も解け笑顔が広がった。利尻島はクマゲラの個体数が多く、今回も、結局6羽のクマゲラに出合ったことになった。抱卵交代の時間が短いのはなわばり範囲が狭く、また餌が豊富なのかもしれない。毎年、私たちにクマゲラが見られるポイントを案内してくれる現地のガイドさんに感謝!感謝!である。
 北海道にはコマドリの仲間のノゴマも繁殖している。北海道ではお馴染みの鳥だが、本州に住んでいる私たちにとっては憧れの鳥だ。ノゴマは野にいるコマドリの仲間という意味だ。草原や荒れ地を好み、利尻島では人家周辺で普通に見られる。利尻の人は早朝、裏山からのコマドリの声と、庭先からのノゴマの声で目が覚めるに違いない。ガビチョウの声で起こされる私にとってはうらやましい限りだ。
 昨年の冬はイスカが多く見られたことはご記憶のことだろう。渡りの途中だろうか、北海道でもイスカが多く、数十羽の群れがいくつも見られたことは嬉しかった。毎年、特に冬鳥に関しては気候や木の実のなり具合で様子が異なる。今回はイスカが多く見られたが、来年はそうはならないだろう。しかし来年は別の冬鳥が多く渡ってくるかもしれない。さて来年はどんな鳥が私たちを楽しませてくれることだろう。
 コマドリと言えば、本州では上高地が有名だ。今年も上高地のツアーでコマドリに出会ってきた。今年は河童橋のバスターミナル付近から声が聞かれ、河童橋付近、こなし平、明神橋までの道のりでも数ヶ所。例年より数が多く感じた。初めて訪れた時にコマドリの多さに驚いたことを覚えている。ツアーを企画してからコマドリの数が少なくなったと感じていただけに、今年の多さはとてもうれしかった。
 昨年まで上高地のツアーは1泊で行っていたが、今年からは乗鞍畳平でライチョウも見ようと欲張って2泊のツアーにしてみた。しかし、当日は風雨と霧の最悪のコンディション。畳平で駐車料金を払いトイレへ行き、早々に引き揚げた。高い駐車料金を払いトイレを借りたようなものである。しかし天は私たちを見放しはしなかった。下り途中、少し霧が薄くなったところで‘何かが動いた!’と参加者の一人の声。直ぐにバスを止め確認に行くと、ハイマツの陰で風雨を避けるライチョウの姿。走ってバスに戻り皆に声をかけライチョウのもとへ。霧が薄くなっていたため、近距離でしっかり見ることができホッと肩をなでおろすことができた。探す目が多い、ツアーならではの出来事であっただろう。
 今回のツアーで最も盛り上がったのは、キバシリの巣立ちの瞬間に立ち合えたことだ。キバシリが餌をくわえ巣穴に入って行った。望遠鏡でのぞくと、巣穴の中でうごめくヒナの顔が見える。2羽、3羽、いや4羽はいるよ!そんな会話が飛び交っている時、突然ヒナが巣穴から出てきた。巣立ちである。野鳥の巣立ちを見る機会など、普通のバードウォッチングではほとんど経験することはない。そんな貴重な場面をツアーの時に巡り合えるとは本当に幸運であった。親が餌を取りに行っている時の巣立ち。親は、巣に戻りとヒナが外に出ているのでびっくりしたことだろう。あっちへ行ったり、そっちへ行ったり、巣立ったヒナを確認に行っていたのか、それとも一か所に集めようとしていたのかわからないが、野鳥の親は大変である。結局巣からは5羽のヒナが巣立って行った。
 5月の上高地はニリンソウ、ハシリドコロ、エンレンソウなどたくさんの高山植物が咲き乱れる。私のお気に入りはツバメオモトとサンカヨウ。ツバメオモトは利尻島で足の踏み場もないほど自生しており、私の中ではややランクが下がりつつあるが、利尻島ではまだ蕾だったので、上高地で花を咲かせたツバメオモトが見られ、やはりうれしかった。高山植物に野鳥、そして美しい風景。上高地は探鳥地としてやはり素晴らしく、来年もツアーができることを祈っている。来年も皆さん、一緒に行きましょう!

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〔擇両燭任気┐困襯灰泪疋蝓瞥尻島で)
∧卵交代するクマゲラ
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人家の庭木でさえずるノゴマ
ず2鵑離張◆爾任鷲當娘錣砲覆辰討靴泙辰織ぅ好
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ド雨に耐えるライチョウ
μ襪留で大量入荷のサメビタキ
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Я穃ったキバシリのヒナ
┣栂な花を咲かせるツバメオモト

日記   2018/06/04(Mon) 09:28:13

第十六回 渡りの季節 (5月1日)
 先日、富士山麓へ行ってきた。コルリ、キビタキなどの夏鳥が美声を響かせていた。いよいよ夏鳥シーズンの到来であるが、南からは、まだまだ夏鳥が渡って来るし、北へ帰る冬鳥の姿もある。正に渡りの季節の真っ最中だと言える。そんな渡り鳥を求め、先月、中旬から下旬にかけ山口県の見島へ、そして下旬には青森県津軽半島の竜飛崎へ行ってきた。
 先ずは見島。萩港からフェリーで1時間15分。甲板から海鳥を探すも、オオミズナギドリがちらほら現れるばかり。なんだ!と諦めていると、突然小さな海鳥が水面から飛び出した。カンムリウミスズメである。今回、下見と2回のツアーで、萩・見島間を3往復したが、往路では3回ともカンムリウミスズメが現れた。さて見島はというと、連日の晴天と、そして九州や韓国から近いということも影響があるのか渡り鳥たちは皆元気である。人の顔を見ると一目散で逃げてしまい、なかなか近くで見ることができず撮影も難しい。良かったのはキクイタダキ。見つけると一本の木に10羽以上の姿があり、そんな群れがいくつもあった。またサンショウクイも多く、常に‘ヒリヒリン、ヒリヒリン’と鳴き声が聞かれ、時に10羽、20羽の群れが上空を飛び交う姿があった。この冬はレンジャクが多かったのはご承知の通り。島でもレンジャクがいたが、残念ながらツアー本番の時には姿がなく、渡って行ってしまったようであった。関東以西はヒレンジャクが多くキレンジャクが少ないと聞いていたが、島にいたレンジャクは全てキレンジャクだったのには驚いた。今回珍鳥は少なかったがキマユホジロとアカガシラサギをかろうじて見ることができた。
 次に訪れたのは竜飛崎。北海道へ向かって小鳥たちが次から次へと海へ飛び出していく。今回は風が非常に強く、岬に集まってきた小鳥が風にあおられ、目の前の木々の枝にしがみつく姿が多かった。それでも何とか渡ろうと海へ飛び出しいくも、強風に押し戻される。10や20グラムしかない小鳥たちが海を渡るということは、それこそ命がけ。ガンバレ!無事に渡れよ!ついつい言葉が出てしまう。小鳥たちが海を渡る姿は感動的である。さて、竜飛崎のツアーも毎年行われ、私も何回の訪問になるだろうか。毎回様子が異なり、今年はイスカが多かったのが特徴だった。竜飛崎へ向かう途中、また、カンムリカイツブリを探しに行った十三湖周辺を巡った時も50羽や100羽の群れがいくつも見られた。また竜飛崎は猛禽類もよく渡る。例年だとノスリが多く見られるが、今年はハイタカが多く、午前中にはツミもよく渡っていた。今年の春の暖かさが、やはり渡りを早めているようであった。今年は本当に風が強く小鳥たちには気の毒であったが、近くで鳥たちを見る機会が増えた私たちにとっては、良い風だったと言えたかもしれない。
 さて次は山形県の飛島だ。この春、渡る鳥たちを見る最後のツアーになる。離島は当たり、はずれがあり、渡ってみないと分からない。どんな状況が待っているだろうか。それ以前に海が時化、渡れないことも感がられので、先ずは無事、渡れることを祈るとしよう。

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’襦Ω島間の航路上。海面を飛ぶカンムリウミスズメ
日本で一番小さい鳥キクイタダキも渡りをしています
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キレンジャクの群れ、後1日残っていれば・・・
げ同が美しかったアカガシラサギ
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セ泙砲靴みつき、しばらく動かなかったコムクドリ
ξ吉崎に向かう途中に出会ったイスカ
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多くのハイタカも風に押し戻されていた
┰住宛个離ンムリカイツブリ

日記   2018/05/07(Mon) 11:04:00

第十五回 間に合った! (4月1日)
 前回、後ろ髪が引かれる思いで・・と記したが、11日間に亘る八重山ツアーを終え我が家に戻った。出発した17日は、東京で開花宣言がなされ、我が家の桜は蕾が膨らみ今にも咲きそうであった。ツアー中も桜の様子、モズの様子が気になり、毎日のように家へ電話を入れていた。そして28日、家に戻ると桜は満開、モズも冬ほどではなかったが時折姿を見せる。この冬は、プラスティックの容器で水場を作っていたのが功を奏し、夕方になると水浴びにやって来る。これは桜の花が散った今でも変わらない。やっと、我が家の桜でモズの写真が撮れた。我が家の桜は高遠のコヒカンザクラ。ソメイヨシノに比べると開花が遅く、毎年4月10日ごろが見ごろになる。そのため、いつもモズがいなくなってから咲くのである。今年は異常なほど開花が早かったため撮影できたといったところだ。
 さて、近所のソメイヨシノも満開。時間があればぶらぶらと出かけ撮影に出かけた。先ずはスズメが蜜を吸う場面だ。20年ほど前からだっただろうか。スズメが桜の蜜の味を覚え、花をもぎ取っては花の付け根から蜜を吸うのである。最初にこのやり方で蜜を吸ったスズメはえらい。何より、それが全国的に広がっているのだから、自然の生き物というのはたくましく、賢く生きているのだと感じる。シジュウカラは既に繁殖行動。オスは常にメスの後を追いかけ、メスが餌を食べているとその近くでツピツピとさえずる。花が咲くと虫が集まり、その虫を求めメスが来る。するとオスもやって来てツピツピなのである。さて、私が住んでいる相模原は、外来種のガビチョウが多い。3月に入るとやかましくさえずり出し、ゆっくりと寝ていられないほどだ。撮影に出かけた公園でも、あちらこちらでガビチョウの大きなさえずりが聞こえた。以前は藪の中で鳴いていることが多かったが、最近は目につく場所で鳴くことも多く、花がらみで撮影できるチャンスが増えた。公園には小さな池がありカルガモが数つがい。池から少し離れたところに桜の木が数本。何とか池の水に写り込んだが、桜の木が池に近かったら、花弁が池を飾りもっと美しい写真が撮れただろうに、これが精一杯でした。31日は、現地日帰りツアーで葛西臨海公園へ行った。葛西も様々な桜が満開で、花見客でごった返していた。ムクドリも桜の花の中で一休み、いや桜見物だっただろうか。
 桜も早いが、新緑も早い。葉が出れば、当然、蛾や蝶などの幼虫が付く。花の蜜を好むメジロが、葉に付いた幼虫へ。やはり蜜より幼虫の方が栄養価が高いのだろう。新緑が早いのも困りものだ。後数週間でキビタキやオオルリなど夏鳥が姿を現す。その時には、林は真っ暗になっているのではないだろうか。姿を探すのは容易ではないだろう。また、ヒナが生まれた時に、ヒナにちょうど良い虫がいるのだろうか。繁殖に影響はないのだろうか。いろいろな心配が生まれてくる。「平年並み」もしかしたら素晴らしい言葉なのかもしれない。
 少し八重山のことも触れておこう。石垣島、西表島、与那国島をめぐっって来た。カンムリワシやムラサキサギなど八重山を代表する野鳥の観察とともに、春の渡り鳥を求めてのツアーだったが、渡り鳥に関しては、今年の春が、今までの中で種類、数とも一番少なかったと言える。この冬、本州では鳥が少ないと言われてきたが、そのまま八重山にも当てはまる状況であった。ただ、オオチドリは例年のように飛来しており、たまたま今年は天皇陛下が来島するということで、オオチドリがいた東崎に厳重な警備が敷かれていた。そのため、オオチドリは休憩する場所を追われ、狭い牧草地に逃げ込む羽目に合ってしまった。おかげで、バスの中から近い距離で見ることができたのはラッキーだった。石垣島も西表島も渡り鳥は少なく、それなら2島を代表するカンムリワシをじっくり見ようということに。春、満開を迎えたセンダンの木にペアーで仲良く佇むカンムリワシを思う存分楽しんだ。来年は例年通り、渡り鳥が多い年になってもらいたいものである。

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_罎家のモズ
∈の花を食いちぎるスズメ
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さえずるシジュウカラ
い気┐困蠅うるさいガビチョウ
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ゥ撻◆爾捻砲哀ルガモ
Ε爛ドリも桜の花に
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虫を探すメジロ
┫峩瓩粘兒.オチドリ
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センダンの木で佇むカンムリワシのペアー
日記   2018/04/04(Wed) 10:13:28

第十四回 春本番 (3月15日)
 今年は春の訪れが早い。冬が非常に寒かったこともあり、ここにきての暖かな気候は、少々戸惑ってしまう。しかし、暖かいということはこちらも活動的になり、花粉症であるということも忘れ、ついつい外へ出かけたくなる。

 先日12日のことだが、シンガポールから戻り、お昼過ぎ最寄りの駅に辿り着いた。駅前で妻の迎えを待っていると上空から‘ジュリジュリ’という鳴き声が聞こえてきた。空を見上げるとイワツバメが2羽飛んでいた。今年の初認である。それから3日後。我が家周辺を散歩していると、今度はツバメの姿が。いよいよ夏鳥のお出ましである。キビタキやオオルリが渡来するまで、後一ヶ月ほどかかるだろうが気持ちがはやる。

 さて、我が家の周辺は畑があり、雑木林があり、自然環境に富んでいる。道端ではナズナやオオイヌノフグリ、ホトケノザなどが競い合い、雑木林からは、まだ拙い鳴き声だが‘ホーホケキョ’とウグイスがさえずりが聞こえる。畑ではヒバリがさえずり、小さな梅林にはヒヨドリが忙しく花の蜜を吸う。チョウチョも目立ってきた。蛹で越冬していたモンシロチョウは、早くも羽化し畑の周りをヒラヒラと。成虫で越冬していたキベリタテハやテングチョウは、日当たりのよい場所で日向ぼっこをしている。私の住んでいる津久井はテングチョウの姿がよく目立つ。春の訪れを感じさせてくれる昆虫である。

 冬、家族の目を楽しませてくれたシジュウカラもさえずり始めた。今年は巣箱を使ってくれると嬉しいのだが。モズも相変わらずやって来るが、来る回数が減ってきた。この暖かさで自然の餌が獲れるのだろうと思っていたら、メスを追いかけるのが忙しいようだ。他の鳥に先駆け、そろそろ繁殖に入るのだろう。メスも連れて2羽で現れてくれたらと思う今日この頃である。

 15日、高知県でソメイヨシノの開花が宣言された。東京も17日には宣言されるだろう。この春は桜の開花が本当に早い。我が家の庭には高遠のコヒカンザクラが植わっている。例年4月10日ごろが見ごろなのだが、あと数日で咲きそうだ。しかし、私は17日から11日間にわたり八重山のツアーがある。家に帰るのが28日だ。それまで花が持ってくれるだろうか。モズは、まだやって来るだろうか。後ろ髪を引かれる思いでツアーに行くようである。

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\召ら東へ上空を飛ぶイワツバメ ⊇佞硫屬鯊緝修垢襯曠肇吋離

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Hの真ん中でさえずるヒバリ で澆硫屬量を吸うヒヨドリ

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ツ典廾罎任茲見かけるテングチョウ δ蹐任気┐困襯轡献絅Εラ

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Д皀困茵28日以降も来てくれよ
日記   2018/03/23(Fri) 15:22:36

第十三回 冬の台湾 (2月1日)
 シマエナガのツアーに引き続き、冬の台湾で野鳥を見ようという初企画が行われた。この時期が最も見やすい野鳥がいるのである。私は今まで何十回と台湾を訪れているが、しっかり見ていない鳥、未だ巡り合えてない鳥も数多く、その一部の鳥が今回の目的である。
 さて、台湾の山々には寒緋桜が咲き乱れ、濃い朱色が山を彩っていた。かと思えば、赤や茶色の木の実もたくさん残り、冬と春が同居している。それがこの時期の台湾の山での印象だった。しかし、この桜と木の実がたくさんの野鳥を呼び、我々が目的とする野鳥を呼んでくれる。桜には台湾固有種のカンムリチメドリが多数訪れる。メジロのように忙しく動き回り蜜を吸う。その数は数十羽で、行く先々の桜に群がっていた。いったい台湾には何羽のカンムリチメドリがいるのだろうかと思うほどの数である。人に警戒すらわけでもなく、目の前でこの鳥が見られるのはこの時期だからこそかもしれない。カンムリチメドリに混じり、これまた台湾固有種のタイワンシジュウカラがやって来た。これこそが、我々が求める野鳥の一つだ。春や夏、この鳥を数回見たことがあるが、いつも樹の上部でちょこまかと動き、はっきり見た!とは言えないでいた。ところが桜の蜜を吸いに来たタイワンシジュウカラは目の前まで現れ、しかもカンムリチメドリのような忙しい動きではない。喉から腹にかけての鮮やかな黄色、黒い冠羽、愛らしい瞳をしっかり確認。やっと見た!そんな喜びが込み上げた。カンムリチメドリの群れは他の鳥を呼び寄せる。タイワンシジュカラの他に、オスが赤色、メスが黄色という色鮮やかなベニサンショウクイやミミジロチメドリという鳥も姿を見せていた。
 山中で目立つ木の実はイイギリ。このイイギリの赤い実を食べにやって来る野鳥の一つタイワンツグミ。この鳥は通年台湾に棲んでいるにもかかわらず、この時期でないと見られないという。確かに私も未だ出合ったことがない。初日、二日目とイイギリの前で待つが一向に姿を現さない。結局今回はフラれる格好になってしまったのは残念であったが、ギシキドリやルリチョウ、ミミジロチメドリといった台湾固有種がひっきりなしにやって来た。最も目についたのは、日本でも記録があるチャバラオオルリ。春にはさえずっている姿が見られるが、確実に見られるわけではない。それが群れをなして木の実にやってくるのだから驚きだ。木の実をついばみ、お腹がいっぱいになると林に隠れ一休み。しばらく時間が経つと、また木の実にやって来てついばみ一休み。そんな行動を一日繰り返していた。
 実は今回のツアー天気に恵まれず雨降りが多かった。山では霧が立ちこみ10m先も見えないこともあった。所々で霧が晴れ、そんな間隙をぬって鳥を見ていた。台湾に着いて、最初の桜の場所でも霧が深く鳥の姿をしっかり見ることができなかった。そのうち雨が強くなり東屋で雨宿り。ネットで確認するとツアー中の天候がほとんど変わらない。少々暗い気持ちになったが、そんな暗い気持ちを解消してくれたのがサンケイだった。山に棲むキジの仲間で、とても美しい鳥だ。この場所で見られるとは思いもしていなかったで感動もひとしおだった。この鳥も台湾固有種。台湾には魅力的な鳥がたくさんいるのだ。この出合いがきっかけとなり、その後タイワンシジュウカラやベニサンショウクイ、ルリチョウ、シマドリなど良い出合ができたようだ。サンケイさまさまである。
 目的の一つタイワンツグミと出合うことはできなかったが、十分楽しめるツアーになると確信した。あとは天候次第。来年はタイワンツグミにも出合えるよう祈りつつ、来年は更に良いツーになるよう頑張っていこう。

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‖耋僂了鈎罎忘蕕寒緋桜
寒緋桜の蜜を吸いに来たカンムリチメドリ
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やっとしっかり出合えたタイワンシジュウカラ
ぅンムリチメドリに誘われてベニサンショウクイもやって来た
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ゥぅぅリの実を食べるミミジロチメドリ
Ε船礇丱薀オルリはホバリングをしてイイギリの実をパクリ
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Ы匹良瀉脇發帽腓辰神屬ぜ臓2燭亮造世蹐Αゴシキドリが数羽訪れていた
┣罅垢琉鼎させちを晴らしてくれたサンケイ

日記   2018/02/19(Mon) 09:36:29

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