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第三十四回 期待を裏切らない九州の鳥たち(2月7日)
 北海道の次は九州だ!北から南へ、九州から神奈川の自宅に戻ると、次はさらに南へ台湾ツアーが控えている。迷鳥そのものである。
 さて、今年から九州ツアーは行程を変更し、3泊4日で行った。今まで九州縦断を2泊3日、駆け足で巡ってきたが、今回は少しはゆったりできるだろうと思いきや、3泊4日でも忙しい。それだけ九州は野鳥が豊富で楽しいということだろう。冬の九州の見どころは有明海や球磨川河口などの干潟と出水のツルだ。干潟、特に有明海の干潟は広大で、干潮時に訪れると、干潟が遥か彼方まで広がり鳥たちも遠ざかってしまう。満ち潮に合わせると、遠く離れていた鳥たちが目の前までやって来る。ついには干潟が無くなり、鳥たちは右往左往、干潟上空を飛び回る。しかし1時間も経たないうちに再び潮が引き始め、浅くなったところへ鳥たちが舞い降りてくる。鳥の数が物凄く、ほんの数時間の出来事だが感動の連続であった。昭和30数年まで、東京湾も同じような光景が見られたという。それが今では…何ともったいないことだろう!九州の干潟には、本州では数が少ない鳥たちがいる。クロツラヘラサギ、ツクシガモ、ズグロカモメなどがその代表格だ。それらも数が多く驚かされる。普段見慣れない野鳥を見ると、充実感のためか、たくさんの種類の野鳥を見た気になるから面白い。
 鹿児島県の出水平野は、もちろんツルが目当てである。ここ何年ソデグロヅルとアネハヅルの渡来がなく残念だが、今年も、珍しいカナダヅル、クロヅルの渡来があり、併せて1万5千羽ほどのツルが越冬に来ていた。出水のツルの見どころは、塒に向かうツルの飛行と早朝、西干拓と東干拓を行き来するツルの群れだ。特に早朝は西干拓の塒から数百、数千というツルが一斉に東干拓へ向かう光景は素晴らしい。先ずは東干拓で餌をついばみ、お腹いっぱい?になると再び西干拓へ帰って行く。西干拓へは数羽から数十羽の群れで帰って行くのだが、ちょうどその時に東の山から朝日が昇ってくる。この光景もまた素晴らしく、最近は、ほとんどの方がカメラを持っているので、撮影に向いたポジションで観察している。今回は満月の日に当たり、西から東へ向かうツルの背景に月が映え、より美しく見ることができた。
 先ほど述べたように、今回から1日増やしてのツアーとなり、諫早干拓、横島干拓と球磨川の上流をくわえた。諫早干拓では日中にハイイロチュウヒのオスが飛び回り、珍鳥オオカラモズが見られたことは収穫だった。ここ諫早干拓には、もう何年もナベコウが越冬しに来ている。今年も来ているという情報だったが、なかなか探し当てることができなかった。時間が迫り諦めバスを走らせると、遠く電柱の上に何やらポツンと。ナベコウである。何とかまにあったという感じであったが‘遠かった!’横島干拓ではマミジロタヒバリが見られ、出水の風景とは違うマナヅル、牛舎近くの電線にムクドリとホシムクドリがズラーと並ぶシーンが見られた。
 球磨川上流ではヤマセミ狙い。しかし朝起きると、深い霧が町の中を立ち込めていた。視界が思うように開けない。そんな中でキャラキャラと、独特なヤマセミの鳴き声が。とにかく時間が許す限りヤマセミを追う。霧も徐々に薄くなり、ようやくヤマセミの姿をとらえることができた。
 九州も楽しい探鳥地が多く3泊4日でも、いや一週間いても足りないだろう。まだまだ知らない探鳥地も沢山あるだろう。今度は、個人的にゆっくり回ってみたいものである。

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)潮時、降りる場所を探しダイシャクシギの群れが飛び回る
潮が引き始め、大量のハマシギが舞い降りた
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6綵の干潟ではツクシガモとクロツラヘラサギは常連さん
ぅ潺汽瓦眤燭、一度に数羽、十数羽見ることも珍しくない
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ァ瞳遒抜隋任覆蕕漫瞳遒板瓠
今年はコクマルガラスの数が多かった。ミヤマガラスと並ぶとその小ささがよくわかる
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Д張襪鮓ていると‘ガンがいる!’との声。1羽マガンが餌をついばんでいた
日中に見るハイイロチュウヒは美しい(撮影:ツアー参加者 天満和孝)
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久しぶりの出合いとなったオオカラモズ(撮影:天満和孝)
ツアーではめったに出合うことがないヤマセミ。やっと出合えた!(撮影:天満和孝)
日記   2019/02/13(Wed) 10:23:37

第三十一回 鳥がいない! (2月6日)
 平成30年12月の国内ツアーは、新企画の栃木県の探鳥地を巡るツアー、そして恒例のチャーター船による海鳥観察ツアーを行う。しかし、この冬は本当に鳥が少ない。北海道でも鳥が少ないのだからどうしてしまったのだろう!と、そんな気分にさせられた。
 先ずは新企画の栃木県ツアー。最初に訪れたのは奥日光。冬の奥日光と言えばアオシギである。ツアーを行う10日前くらいに下見をした。小鳥はいなかったものの、アオシギはバッチリ見られ‘よし本番!’と、意気揚々とツアーに臨んだ。しかし、どこを探してもアオシギがおらず、カワガラスばかり。結局、お客さんをたくさん歩かせる羽目になってしまっい申し訳なかった。下見の時に見られると、何故本番では見られないのだろう?そんなことが続いている。もう下見はやめておこう、そんな思いになる。
 初日は塩原温泉に止まり、朝食時。ガラス窓からアトリの数十の群れ、数百の群れが、いくつも下流側から山の方へと飛んでいく。全部で数千羽は飛んで行っただろうか。アトリだけはたくさんいるようだが、これも山が中心で、里の公園ではあまり見られていない。塩原を後にし、井頭公園へと向かう。池ではオナガガモ、ヒドリガモ、コガモなど。最近のこの池はヨシガモが目立つようになってきた。以前はミコアイサがたくさんいたが、最近はあまり入らないようである。周辺の雑木林も小鳥が少ない。アオジ、ツグミすらいない様子だ。最後に渡良瀬遊水池を巡り、チュウヒの塒入りを観察し東京へと戻った。
 栃木県ツアーの前に、北海道でチャーター船による海鳥観察ツアーがあった。中標津空港から入り、先ずは羅臼でのシマフクロウ観察であったが、その道すがらナナカマドの並木を巡ってみたが、赤い実はたわわに残り、小鳥が食べに来ている気配はなかった。北海道も小鳥が少ない。気持ちを入れ替え、さあ!シマフクロウだ。しかし待てど暮らせどシマフクロウは現れず、結局あきらめホテルへ帰ったのですが、ホテルへ向かう途中、羅臼川の欄干に止まるシマフクロウを発見。こんなことがあるとは!自然観察は何が起こるか分かりません。
 翌朝、羅臼沖で海鳥観察。しかし海鳥がほとんどいない。見られたのはウトウが少々、そして潮を吹くミンククジラ。そして港を出入りするシノリガモくらいだった。その後、他を回ってもほとんど小鳥は見られず、肩を落としていたところ、もう一つのチャーター船、落石クルーズで何とか体裁を整えた格好になった。今回はウミガラスがいつもより多く見られ、ウミスズメ・ケイマフリ、ウミバト、少なかったもののしっかり見ることができた。出航してすぐ、海に小さな鳥が浮かんでいた。大きさからとっさに‘ウミスズメの群れがいるよ!’と叫んでしまった。実はハジロカイツブリの群れであり、先入観とは恐ろしい。そして、最大の見せ場は港に到着してから現れた。大型の海鳥がぷかぷか浮かんでいる。今度はしっかり確認し‘オオハムがいますよ!’私たちのことをあまり気にしていなかったようで、目の前で潜ったり、浮かんできた利を繰り返していた。
 しかし、この冬は本当に鳥が少ない。年が変わっても冬鳥ツアーはまだまだ続く。気を重くしながら正月を迎えるようだな、そんなことを思いながら暮れを過ごしていた。

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.▲シギ、下見の時はしっかり見られたのに・・・
▲ワガラスは既にさえずっており、一足早く繁殖へ向かっているようだ
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E藁廟イ離船絅Ε劼老鮑漾この冬も20羽ほどのチュウヒが塒へと帰ってきた
ぅ曠謄襪惶△訶喘罎鉾見したシマフクロウ。
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ド畸覆魯轡離螢モは流してしまうのだが、この冬は海鳥が少なく、シノリガモをしっかり観察
μ酩嬌湘膕の海にはアビが少々
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ДΕ潺好坤瓩抜岼磴┐討靴泙辰織魯献蹈イツブリの群れ
落石沖では、例年よりウミガラスが多く見られた
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最後を飾ってくれたオオハム。これで皆さんの気持ちも落ち着いたようであった
日記   2019/02/08(Fri) 10:13:11

第三十回 インドの野鳥 (2月5日)
 長らく自然見聞録を休んでしまい、申し訳ありませんでした。ようやく余裕が出てきましたので再開です!先ずは昨年11月にツアーで訪れたインドのお話をします。
 この回からツアーの日程を一泊増やし、世界遺産のタージ・マハルを訪れることになりました。ご承知の通り、王妃の墓として建立され、計算しつくされた総大理石の建物である。それはそれは立派な建造物なのだが観光客が多く、内部の見学は立ち止まることが許されず、あっという間に終わってしまった。しかし、そこは我々バーダー。眼下にヤムナー川が流れており、川を覗くと、そこにはセイタカシギやニシハイイロペリカンなどの水鳥が。何処へ行っても双眼鏡を離さない我々はすぐにバードウォッチングを開始。世界遺産より鳥である。
 さてインドのツアーでは、主に3か所の探鳥地を巡る。その中でも、世界自然遺産に登録されているケオラディオという国立公園はすばらしい。正に野鳥の天国、一日巡って100種類もの野鳥が確認できるのも驚きだが、何より数も多い。平坦な道を一日歩き回り体はへとへとになりながらも、心はかなりの充実感を得る。先ず我々を出迎えてくれたのがエジプトハゲワシ。今回は数も多く、一本の木に10羽以上のハゲワシが止まっていた。近づいても逃げることはなく、写真をバチバチ撮りまくっていた。少し歩くと現地のガイドが木の上方を指差した。その方向を見るとかわいらしいフクロウが。毎度我々の目を楽しませてくれるインドコキンメフクロウである。今回も2羽が寄り添いお昼寝中。夜行性の彼らにとっては昼間がお休み時間なのだ。また少し歩くと、今度もお馴染みのキアシアオバトだ。いつも同じ木に群れで羽を休んでいる。まるで着ぐるみを着ているように見え、かわいらしく、私はこのハトが大好きである。それからも続々と鳥が現れる。今回の収穫の一つにインドコサイチョウが挙げられる。普段は警戒心があり、じっくりと見させてくれないのだが、水浴びをした後だったのだろう。枝に長く止まり、翼を乾かすシーンに出合えたのだ。またアジアレンカクは、光線の良い状態で長い時間見られたことも収穫だった。
 このケオラディオは、湿地環境が素晴らしい。訪れる時期はインドトキコウの繁殖時期に当たり、相当な数のインドトキコウがコロニーを作って大繁殖をしている。あちらから、こちらからヒナの騒ぐ声が騒がしく響き渡る。そんなコロニーの下の木陰でウスグロワシミミズクという大型のフクロウが塒をとっているのも面白い。そして今回はニシハイイイロペリカンの群れがよく舞い、オオフラミンゴが見られたことは初めての経験だった。ヘラシギ、ムラサキサギ、アジアヘビウ、ハイイロガン、アカツクシガモなどなど、池や湿地に多種多様な野鳥が生息している。誰も好きなカワセミの仲間も、カワセミはもちろん、ヒメヤマセミ、逃げないアオショウビンと3種類が生息。これだけの鳥がいるのだから、それらを捕食する猛禽類も当然豊富と言える。インドワシ、カラフトワシ、カンムリワシ、カタグロワシ、ヨーロッパチュウヒなどなどが生息する。
 この公園は29?と広大な公園で、到底1日では回りきれない。ツアーでは2日間に亘り巡って行くのだが、それでも全てを回りきることができるわけではない。何より何キロも歩くことになるので体力が続かない。そこでツアーでは人力自転車をお願いし、疲れたら自転車の荷台で一休み。体力が回復すれば再び歩いて探鳥。今回も大いに驚き、大いに感動し、楽しませてもらった。

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\こΠ篁坤拭璽検Ε泪魯襦B燭の環境客でにぎわう
∪茲困魯┘献廛肇魯殴錺靴僚亰泙┐鬚Δ韻
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いつ見ても愛らしいインドコキンメフクロウ
い未い阿襪澆里茲Δ妨えるキアシアオバト
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イ笋辰箸犬辰り見られたインドコサイチョウ
Δ海舛蕕盻膰側でじっくりアジアレンカク
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大きなコロニーを作って繁殖インドトキコウ。ヒナの声が騒がしい
┘ぅ鵐疋肇コウの声が騒がしいのか、いや、我々を気にしているのだろう、時折薄目を開ける。
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こんな大きな群れを見たのは初めてだったニシハイイロペリカン
一向に逃げようとしないアオショウビン。
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湿地上を頻繁に飛び回るヨーロッパチュウヒ。成鳥のオスが木陰で一休み。
日記   2019/02/06(Wed) 09:52:51

第二十九回 冬鳥シーズンの始まり (11月21日)
 年に一度、この11月に宮城県北部に位置する伊豆沼・蕪栗沼のツアー。両沼を併せ、毎年10万羽を超すガンが越冬にやって来る。私にとっては、この壮大な光景を見ないと冬鳥シーズンが始まらない!そんな気持ちでいるのである。そして今年も、素晴らしい光景をガンたちと周辺の自然が味わさせてくれた。
 今回は16日からバードウォッチング主体のツアーが、そして19日から撮影主体のツアーが組まれた。16日からのツアーは、少し早めだが、先ずは冬の小鳥を狙いに裏磐梯へ足を運んだ。カラマツやハンノキの木の実を食べにマヒワの群れが飛び交い、その他アトリ、シメ、カシラダカの姿が見られたが、まだまだ鳥影は少ない。翌日にはオオマシコとレンジャクの鳴き声が聞かれたが、飛び去る姿しか見ることができなかった。そんな中で盛り上がったのはアオシギの姿を見つけた時だ。以前見たことのある場所で、皆さんにも‘もしかしたらいるかもしれない’と、半信半疑で案内をしていただけに、見られた時は本当にうれしかった。裏磐梯は、磐梯山の噴火で川がせき止められ100以上の湖沼ができた土地、裏磐梯全体が湿地帯ということができるかもしれない。別の場所でもアオシギが飛んだ姿が見られたので、あちらこちらに身を隠し生活しているのかもしれない。
 さて17日午後からは、いよいよ伊豆沼。私は撮影隊のツアーもあり21日までの滞在だ。伊豆沼と言えば、やはり早朝の飛び立ちと、夕方の塒入りは見逃せない。今回は運よく、早朝は毎回日の出を拝むことができ、夕方は雲が多かったが素晴らしい塒入りを見ることができた。それにしても毎冬、物凄い数のガンたちに圧倒され言葉が出ない。言葉では決して伝えることができない光景であり、写真でも表現できないだろう。行ったことがない方は、是非一度足を運んでいただきたいものである。
 伊豆沼・蕪栗沼の10万を超すガンの中にはカリガネ、シジュウカラガン、ハクガンといった少数派のガンが含まれる。マガンに混じり2羽で動いているハクガンに出合ったが、11羽の群れがいると耳にした。しかし残念ながらその群れには合うことができなかった。カリガネもマガンの群れに混じり、餌をついばんでいるところを見つけた。あっ、飛んで行った!と思ったら、まだマガンの群れに混じっている個体がいる。あっ、また飛んで行った!あっ、また飛んで行った!。結局40羽くらいいただろうか。以前は探し出すのが難しく、1羽見られただけで大いに喜んだものだったが、ずいぶんと目につくようになった。目につくようになったと言えばシジュウカラガンである。今では2000羽くらいがやって来ているのだろうか。今回もシジュウカラガンだけで一つの田んぼが埋め尽くされている光景に遭遇した。見ている間にも、次から次へシジュウカラガンが飛来。シジュウカラガンだけの群れも見ごたえ十分であった。このシジュウカラガンの群れを見た後、夕方の塒入りを見るため蕪栗沼へ移動しガンたちを待ち受けていると、先ほど見ていたグループだろうか、シジュウカラガンが帰ってきた。みるみるうちに沼はガンたちに埋め尽くされていったが、双眼鏡を覗くとほとんどがシジュウカラガンで、田んぼで見ていた数より多く‘やはり2000羽以上は来ているのだろう!’と改めて感じた。
 私がバードウォッチングを始めた頃は4万羽と言っていたのに、今では12万羽とも14万羽とも言われ素晴らしい光景を見せてくれるガンたち。しかしガンのように増えている鳥もいれば、多くの夏鳥のように減っている鳥もいる。野鳥を保護するというのは本当に難しく、人間がどうのこうのできるものではないだろう。でも全ての鳥が、安心してこの地球に暮らし、しっかりと子育てができるような地球であってほしいものであり、そのために私たちが何ができるのか考えていきたいものである。

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[磐梯では10年ぶりの出合いになったアオシギ
伊豆沼で、ガンのたちの早朝の飛び立ち
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N戮瞭眈造ら飛び立ったガンたちは、見事な編隊で伊豆沼上空を通過する。
ね縞、先発隊が帰ってきた。
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シ欧譴大きくなると沼の上空を何度も旋回する。
ζが沈み、暗くなっても物凄い数のガンが帰ってきた。
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ШGも満月に近い時期に合わせツアーを組む。
早朝、霧が発生した日があったが、そんな霧もハクチョウを美しく写し出す。
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2羽のハクガンと遭遇。ぽかぽか陽気で眠そうであった。
マガンの中に混じるカリガネ。位置の説明に一苦労。
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飛び立って行くカリガネ。
シジュウカラガンだけの群れも壮観である。
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沼に帰ってきたガンを見ると、ほぼシジュウカラガンだったのにはにびっくりした。

日記   2018/11/28(Wed) 09:29:35

 第二十八回 朱鷺色に染まる佐渡へ (11月1日)
 昨年下見をし、トキの美しさに惚れ、今年ツアーを企画した。おかげさまで多くの方の参加を得、二度にわたり佐渡を訪れることができた。
 初日は、先ず新潟市周辺の佐潟、福島潟、瓢湖を巡った。水鳥はまだまだ少なく、おまけにカモ類はエクリプス状態であったが、佐潟周辺の田んぼではコハクチョウが集まり、福島潟周辺の田んぼではヒシクイやマガンが餌をついばんでいた。その中に2羽のカリガネが見られたことは幸運だったと言えよう。福島潟は広大な葦原を持ち、チュウヒが数羽待っていた。チュウヒが舞う度にコガモの群れが飛び交う様子は壮観であった。夕方は瓢湖でハクチョウの帰りを待ち、掲示板では3500羽のハクチョウが飛来しているとの表記があったが、時間の関係上300羽ほどの帰りを見届けホテルへと足を進めた。
 2日目からは、いよいよトキが舞う佐渡へ渡る。新潟港ではウミネコやユリカモメが乗船客が与えるかっぱえびせんを目当てに集まって来る。就航してからも30分くらいはついてきただろうか。そのうち、餌をくれないことが分かり姿が見えなくなった。その他の海鳥については、ほとんどいなかったが、見事な虹が現れた。海では遮るものがなく、端からは端まで、初めて見る光景であった。
 さて佐渡に着き、先ずはトキが飼育されているトキの森公園へ向かうが、その途中の田んぼで早くも野生のトキに遭遇。昨年訪れた時、野生のトキは300羽と伺ったが、今年は370羽になっているという。確実に野生のトキは増え、目にする機会も増えている、というよりも確実に見られると言った方が正確であろう。今回も何回となくトキに出合うことができ、その美しさを堪能した。今回訪れた時は、丁度冬型の気圧配置になり、日本海側に筋状の雲が現れていた。そのため雨が降ったり、曇ったり、晴れたり、また雨が降ったりと、目まぐるしく天気が変わった。しかし、その目まぐるしい天気が私たちに幸運をもたらしてくれた。トキを見ている時に雨が降ってきた。トキにとっても雨は厄介者。時折羽毛に着いた雨を吹き飛ばすように体をぶるぶるさせていたが、トキがぶるぶるすると、後頭の冠羽が逆立つのである。普段見ていると、冠羽を逆立てることはなく、ぶるぶるした瞬間にはカシャカシャ・・とシャッターの音が鳴り響いた。また、虹を背景にトキを見ることができ、最終日には、何と虹がかかる空へ、トキの群れが舞ってくれたのである。その光景には、皆が息をのみ、その美しさに大きな感動を覚えた。
 学名がnipponia nipponとついたトキ。日本本来のトキは絶滅してしまったが、幸い同じ種が中国に棲んでいることが分かり、中国では既に人工繁殖に成功し、人工繁殖したトキを野生に戻していた。そのトキを借り受け、日本でも人工繁殖を行い野生に戻し、徐々に数が増えている。昔のように全国にトキが舞う姿が見られるようなるだろうか。日本には朱鷺色という美しい言葉がある。多くの方に朱鷺色とはどのような色なのか、是非見てほしいものである。

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.船絅Ε劼糧行で乱舞するコガモの群れ(福島潟)
∧‥膤稾省ヒシクイ
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M縞、瓢湖にも返ってくるコハクチョウたち
ぞ菫サ劼ら餌をもらおうとするユリカモメ
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イ靴个蕕船についてくるウミネコ
佐渡へ向かう途中に出現した見事な虹
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Я瓩もトキに遭遇
飛翔した時が美しい朱鷺色に感動
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雨が降ると冠羽をよく立ててくれる
塒に戻ってきたトキ
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トキの背景に虹が現れる
虹がかかる空に舞うトキに感動


日記   2018/11/07(Wed) 10:00:01

第二十七回 冬鳥の季節へ (10月22日)
 先日、犬を散歩していると、畑で餌を取っているノビタキが目に入った。散歩が終わり急いでカメラを手に取り畑に向かった。今年は、モズが里に下りてくるのが早く、モズを見ても秋を感じることはなかったが、ノビタキを見ると、やはり秋を感じないではいられなかった。ここでノビタキがいるなら河川敷にも、と思い近所の相模川と中津川へ出向いたが、ノビタキの姿は何処にもなかった。しかし、セイタカアワダチソウに止まり高鳴きをするモズを発見し、秋らしい写真を撮ることができたのは収穫だった。
 さて、秋と言うとタカの渡りを思い浮かべる。今年、も9月下旬に長崎県の福江島を訪れた。毎日天気が良く、朝日が昇る前から次々とハチクマが現れ、タカ柱を作り西へと渡って行った。その数1000羽以上。それは見事な光景であった。今回はハイイロオウチュウのおまけがついたのは嬉しかった。そしてノビタキを見た翌日からは、北海道の十勝・襟裳・室蘭を巡るツアーに出かけた。十勝平野はガン類の渡りの中継地。今年はどの畑に降りているか?先ずは飛んでいるガンを探すことから始める。突然、大きな群れが飛び出し移動を始めた。何とラッキーなことか。直ぐにガンを追いかけ、舞い降りる畑を突き止めると、そこには無数のシジュウカラガンが!1000羽以上はいただろうか。以前は珍鳥だった鳥が、これほどの数になろうとは。しかし、一つの畑にいるガンが全てシジュウカラガンというのは壮観である。十勝平野のもう一つの狙いはハクガン。まだ最盛期ではなかったが、3つがい22羽の群れを見つけることができた。翌早朝には60羽近いハクガンが飛んでおり、ハクガンもこれからどんどん増えてくることだろう。
 十勝平野に来る前に襟裳岬に立ち寄った。襟裳岬もからも猛禽類や小鳥たちが海へ飛び出していく。オオタカ、ハイタカ、ツミなどの猛禽類を見たが、ここは小鳥の渡りが素晴らしい。今回はシジュウカラが多く、100羽くらいの群れがいくつも飛んで行った。時には身体にぶつかりそうなコースを取るものもいて、皆で‘オー’‘ワオー’などと歓声を上げながら眺めていた。
 そして渡りのもう一つの地、室蘭。ここも小鳥たちがたくさん海に飛び出し渡って行く。その小鳥を狙うハヤブサも室蘭の名物だ。今回は、ハヤブサが朝から飛びっぱなし、それもペアーでである。時折翼をつぼめ急降下。飛び込んだ先は林に遮られ見えなかったが、急降下するたびにシジュウカラなどが‘チーチー’と警戒音。しばらくしてハヤブサが上昇し旋回。どうやら失敗した模様だが再び急降下。海を渡る小鳥たちも必死だが、その小鳥を狙うハヤブサも必死である。9時を過ぎたあたりから、南へ渡るノスリが目立つようになってきた。室蘭は、多い時には一日に3000羽ほどのノスリが渡るという。今回は200羽か300羽くらいだっただろうか。大きなタカ柱は見られなかったが、それでも次々に現れるノスリに数の多さを実感した。
 この時期は渡りの名所以外では、それほど野鳥が目につかないので、今回のツアーではナキウサギを見に行ったり、赤く染まった林を飛び交うハシブトガラやヤマガラなどの普通種と言われる鳥を探したり、それこそ紅葉を楽しんだり、秋の北海道を満喫してきた。これから冬鳥が続々と渡って来る。参加者の皆さんに‘冬鳥に出合ったら今回見てきたように、海を渡り、ハヤブサからも逃れやって来ていることを忘れないように’と、偉そうなことを言ってツアーを終了した。
 家に戻り、翌21日。朝‘ヒッ、ヒッ’という声で目が覚めた。ジョウビタキである。今シーズンの初認であったが、妻から、昨日から声が聞かれるようになったと聞かされた。正に海を渡り、私と同じく昨日の到着。今年のジョウビタキの初認は、例年とは違った感情が湧き出るようであった。さて今年の冬鳥の状況はどうだろうか。いちバードウォッチャーとしては楽しみであるが、ガイドとしては不安でもあり、楽しい冬になることを願うばかりである。

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ゞ畚蠅糧で初めての遭遇になったノビタキ
∪遽茲い帽がる田畑を巡る
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モズ。秋らしいカットが撮れ満足
な々湘腓離魯船マの渡り
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ツ祖札魯ぅぅ蹈ウチュウとの久々の出合いになった
μ疑瑤離轡献絅Εラガン、本州に飛来するのはいつになるだろう
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Г笋辰噺つけたハクガンの親子
┳い鯏呂訃鳥を狙うハヤブサ
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ノスリ。群れで撮影したかったな
まるでモデル気取り?のナキウサギ
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今が見ごろ、北海道の紅葉
ヤマガラも紅葉でパチリ
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今年も無事到着ジョウビタキ

日記   2018/10/24(Wed) 09:54:32

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