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第十一回 九州の野鳥 (1月16日)
 2018年、今年の泊りがけのツアーは九州のツアーから始まった。今年も全国的に天候不順。雪が少なく暖かいと思っていると、突然寒波が押し寄せ雪を降らす。その寒波も長居をし寒さが続く。九州のツアーも、そんな天候不順から始まった。福岡から佐賀へ抜ける峠では一面の雪景色。いったいどこへ来てしまったのだろうと思うほど。毎日一桁台の気温の寒さが身に染みる。しかし、そんな寒さを吹き飛ばしてくれたのが九州の鳥たちだ。九州は野鳥が多い。しかも数が多く圧倒される。有明海の干潟で、何かに驚いて舞い上がった数百羽のカモメを見たら、ほとんどがズグロカモメ。干潟に並ぶ白い粒は、ツクシガモ。数えるのが嫌になるほどだ。関東圏から来た人間にとっては、両種とも見る機会が少ない鳥で贅沢な光景として目に映る。うらやましい限りである。数が多いと言えば、今年の九州はアトリが多い。農耕地を巡るとアトリが目につき、時折数百、数千という大群に出くわす。田んぼに降りたと思えば、また舞い上がり、ぐるぐる辺りを旋回してはまた舞い降りる。無数のアトリの黒、白、オレンジの配色がまるで花びらを散らしたように見え、それは美しく見事な群飛であった。
 さて九州と言えば鹿児島県出水に飛来するツルが有名だ。今年も1万6千羽を超えるツルが越冬に飛来し、渡来数を年々更新している。しかし今年もナベヅル、マナヅル、クロヅル、カナダヅルの4種類。ここ数年ソデグロヅルとアネハヅルの渡来がないのは少々寂しい。さて早朝、西干拓で寝ていたツルが東干拓の給餌場へ、次から次へと飛行してくる。その光景も素晴らしいが、東干拓である程度腹を膨らましたツルが、再び西干拓へ舞い戻って行く。ちょうどその時、東の山影から太陽が顔を出し、ツルたちを照らしはじめる。私が最も大好きなシーンである。出水の名物はツル以外にもある。ミヤマガラスも電線がしなるほどの数が飛来する。その数の中からコクマルガラスという小さなカラスを見つけた時は、また嬉しいものである。最近はホシムクドリも数を増やし、毎年普通に見られるようになったことは有難い。今年も3日間で90種類ほどの野鳥に巡り合えたが、何と言っても野鳥の群れが織りなす光景が大きな感動を呼び、気温一桁の寒さから解放してくれたことは間違いない。
 しかし、今回のツアーで、皆が最も興奮したのはツリスガラとキクイタダキに出合えた時かもしれない。両種とも10cmほどの小さな鳥だが、ツリスガラは関東ではほとんど見られず、いつも見上げて見ているキクイタダキが、目線の高さまで下りて来たとあっては興奮しないわけにはいられない。大きくても小さくても、野鳥は素晴らしい生き物である。さて来年の九州も大いに楽しみたいが、今から来年の話をしたら鬼に笑われてしまうだろうか。

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/燭断鬚棒まった九州の大地。貴重な経験だったか
△燭さんいれば、近くで餌を取ってくれるズグロカモメも現れる
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ツクシガモの配色もまことに美しい
い海療澆龍綵はアトリの当たり年
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ソ仗紊離張襦私のお気に入りの光景だ
η々数を増やしているホシムクドリ
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Д▲係兇ら出たり入ったりするツリスガラ。姿が見られた時は歓声が上がる。
┣爾帽澆蠅討たキクイタダキ。黄色い頭頂もバッチリ

日記   2018/02/02(Fri) 10:42:00


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