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第四十六回 またまた北海道へ (7月4日)
 モンゴルから戻り、今シーズン最後の北海道へと旅立った。今度の狙いはオホーツク海沿いに点在する原生花園、天売島そして旭岳のギンザンマシコである。この時期、原生花園ではエゾノシシウド、ハマナス、エゾスカシユリなど様々な植物が花を咲かせ、その花の上で草原の鳥たちが美声を競い合っている頃である。しかし今年は5月6月に、北海道にしては30度を超す高温が続き、植物の開花が早かったようであった。咲き終わっているハマナスも多く、それに伴い鳥たちの繁殖も早かったようで、さえずる鳥は少なく、例年だと巣立ったばかりのヒナに、せっせと餌を運ぶノビタキの姿が見られるのだが、そのような姿もほとんどなかった。かろうじてハマナスの上でさえずるシマセンニュウとシシウドの上でさえずるノゴマがゲットできた。サロベツ原野では、6月には見られていたシマアオジの声は聞かれず、姿を見ることはできなかった。渡って来たオスが一生懸命さえずっていたが、メスが現れず移動してしまった。こんなところだろう。いよいよもって来年以降、シマアオジが見られるかどうか危なくなってきた。
 原生花園の次は天売島だ。狙いは、天売島で繁殖する海鳥たちだ。早朝、漁船に乗り海鳥が繁殖する断崖絶壁のエリアへ。海に浮かぶウトウやケイマフリが近くで見られ、今年はウミガラス(オロロン鳥)が60羽も飛来したという。見られる確率がグーンと増えた。とは言っても私は見ることができない。漁船の定員は11名。ツアーでは2回に分けて運行し、現地のガイドの方が海鳥の解説員として同行する。私は、船に乗らないグループの方と陸の鳥を探す、いわゆる陸組の案内をするのである。もう3年ほど船には乗っていない。海鳥は、羽幌と天売島を結ぶ航路で観察することで我慢するとしよう。しかし陸ではノゴマ、コムクドリ、ベニマシコなどかわいい小鳥たちが楽しめ、今年はアリスイがよく見られた。小鳥好きな私には、陸があっているのかもしれない。
 天売島から北海道本土に戻り、朱鞠内湖畔の林で2時間ほど山野の小鳥を観察する。バスから降りると直ぐにベニマシコが現れる。キビタキもまだまだ元気がにさえずっている。遠くでヤマゲラが鳴き、ツツドリの声が響く。そろそろバスの方へと皆さんを誘導していると、またベニマシコの声が聞こえてきた。枯れ枝の先でさえずるベニマシコ。その声に誘われるようにもう一羽が飛来し枝先に。2羽のオスが競い合うように枝先に止まり、贅沢な一時を過ごすことができた。さてバスへ!と思った瞬間、次はアオバトの登場だ。観察する時間帯が良かったわけではないが、小鳥たちを十分に楽しむことができた。
 最終日は、旭岳へ登りギンザンマシコの登場を待つ。朝一番のロープウェイで登り、広々とした第3展望台で待つが、なかなか現れない。徐々に待ち疲れてくると突然鳴き声がし、上空を通過する。あーあ!というため息が皆の口から洩れる。また長い待ち時間が訪れる。そんな時、我々を癒してくれたのがシマリスだ。人間のことは眼中にないようで、目の前で毛づくろいしたり、餌を食べたりと可愛い姿を見せてくれる。物凄く近かったのでスマホで写真を撮る人も現れる。そしてようやくその瞬間が訪れた。第3展望台についてから3時間ほどたっただろう。先ずオスが現れた。しかし間もなくハイマツの中へ姿を消してしまった。しばらくたち、今度はメスが現れる。どこどこ?あそこあそこ、と辺りが殺気立つ。そして再びオスが現れる。今度は歓声が上がる。オス・メスともしっかり見られ、待つ時間が長かった分、喜びは大きかった。今年の旭岳は出現が良かったようで、個人的に訪れた方も‘良かった!’良いう声をたくさん聞いた。来年もこうであって欲しいものである。この繁殖シーズン、結局5月から5回も北海道を訪れることになったが、何度訪れても北海道は楽しく、飽きることはない。これから秋、冬と、まだまだ北海道の鳥たちは私を楽しませてくれることだろう。

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∈鯒と同じ花でさえずっているノゴマ、同じ個体か?
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NΔ任涼議暫罎妨修譴織▲螢好
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コГ納回道路で探鳥中、2羽のハヤブサの若鳥が。天売島で生まれたのだろう。
航路上で見たウトウ
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Ъ覽覇盡弌▲戰縫泪轡2羽のオスの共演に歓声が上がる
┻△蟶櫃鉾瑤鵑罵茲織▲バト
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ギンザンマシコを待っている時に現れたシマリス
やっと現れたギンザンマシコの♀
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と♂

日記   2019/10/16(Wed) 09:31:40


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