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第七回 日本海に浮かぶ島粟島 (10月10日)
 新潟県村上市からフェリーで1時間40分、粟島へ着く。石川県の舳倉島や山形県の飛島と同様、渡り鳥が通過していく島ということで有名だが、島の大きさが両島より大きく、また島のほとんどが山林のため入れない場所も多く探鳥しづらいという理由もあるだろうか、バーダーの数は少ない。そんな粟島へ10月の3連休訪れてみた。
 お昼過ぎに島へ着き、さっそく探鳥開始。夜から朝にかけ雨が降っていたらしく、所々に水溜りができている。雨降りの後は鳥たちが羽を休めている。期待を持って鳥を探したがほとんどいない。声すらない。海岸沿いの草地でようやくノビタキ1羽が目に止まった。夕ご飯まで、まだまだ時間はある。ひたすら歩くと今度は‘チッ’と鳴きながら上空を飛び回るホオジロ系の鳥が。双眼鏡を当てても何が何だか。双眼鏡からカメラに持ち替えパシャ。写真判定に持ち込むとシラガホオジロと判明。記録として残るが見た気にならず、地上に降りていないか探すと再び‘チッ’先ほど飛び回っていた‘チッ’と少し違う。どこだどこだ!双眼鏡で必死に探し、ようやく捕えた鳥はコホオアカであった。更に‘チッ’、あっちでも‘チッ’。しかし皆、草地の中にもぐりこんでいるため姿が見つからない。秋の探鳥の難しいところだ。そろそろ宿へ戻ろうかと思った瞬間、電線に止まっているツツドリを発見。少しずつ近づくが逃げる気配がない。どうやらお疲れのようだ。皆でしっかり確認し初日は終わった。
 2日目。昨日1羽しか目に止まらなかったノビタキの数が増えていたが相変わらず鳥影が少ない。あまり成果がないままお昼ご飯に突入。午後に期待し山の方へ。すると数羽の小鳥飛び交っていた。コサメビタキである。周りを見渡すとあっちでも飛び交い、6羽以上はいただろうか。少し脇道に入ると、今度はサメビタキが。こちらも6羽以上。一緒に渡って来たのだろうか。コサメ、サメときたら、もう1種類。いたいた!エゾビタキ。こちらは1羽しか確認できなかったが、サメビタキ3兄弟をゲット。2日目の締めくくりとしては上出来であった。
 そして最終日。この3日間で最も天気がよく、朝から小鳥たちが動いている。山の稜線を双眼鏡で見てみると、小鳥の群れが次々と西へ渡っている。相当な数の鳥が島に入っていたことを思い知らされた瞬間であった。しかし何の種類かわからない。飛んでいる鳥より止まっているを探そうと周りを見渡すと、電線にホシムクドリが。早朝は1羽だったが、午後には2羽になりじっくり観察。畑を歩いていると参加者の一人が‘何か飛んで来た。望遠鏡貸して!’と、畑向こうの杉の横枝に望遠鏡をあわすと、そこにはムギマキの姿が。‘よく見つけたね’と皆の顔がほころぶ。しばらくすると今度は黄色い物体が目に飛び込んできた。コウライウグイス!と叫んだが、すぐさま竹藪の中に隠れて行った。見たことは見たが、本当にチラッ。また出てくるかもしれないと、しばらく待ったが残念ながら。朝食後は、昨日見たサメビタキの場所へ行くと。相変わらずあちらこちらでホバリングをして虫を取っている姿があり、時折オオルリが来たり、ムギマキが来たり。同じような仲間は集まってくるものである。
 今回、数としてはあまり多くなかったが、徐々に渡りの島らしくなり、珍鳥も数種類確認できた。島は訪れて見なければわからず、当たるも八卦当たらぬも八卦、博打のようである。しかし当たった時には強く印象に残り、毎年のように出かけてしまうのだろう。

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‥点で羽を休めるツツドリ
▲船辰寮爾如△茲Δ笋見つけたコホオアカ
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数は編づ尾があったものの、毎日目にしたノビタキ
ぅ▲肇蠅侶欧譟これからどんどん渡ってくるだろう
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トがあればどこにでもいたヒメアカタテハ
Δ犬辰り観察できたサメビタキ。よく鳴いていたな!
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Д汽瓮咼織と同じ場所に現れたムギマキ
┥学校の校庭で餌を取るホシムクドリ


日記   2017/10/13(Fri) 09:44:38

第六回 白樺峠 (9月25日)
 タカの渡りで有名な白樺峠へ行ってきた。最初は敬老の日を含めた三連休で。二度目は翌週の土日。三連休では台風の上陸と重なり、全く飛ばないかもしれない!そんな心配をしながら訪れた。先ず16日は、乗鞍の畳平へ。雨が降ったり止んだりの天候であったが、不思議と鳥を見ている時は雨が止みホシガラスやライチョウを楽しめた。ホシガラスは、ハイマツの実をくわえては中から種を取り出し口の中に蓄え、そして飛び去って行く。秋の貯食行動である。今年はハイマツの実が豊作で、ホシガラスの数が多い。あっちにも、こっちにも解体された松ぼっくりが山のように積まれていた。ライチョウは遊歩道脇に雌一羽、ヒナ一羽の親子連れが現れ、30分以上も見ていただろうか。翌週のツアーでも、恐らく同じ親子が現れ我々が見ていると、観光客が集まり出し人だかりができてしまった。しばらくするとその人だかりの間を通り、遊歩道を渡り反対側の斜面へ歩いて行ったが、親鳥はヒナが心配で気が気ではなかった様子が手に取るようにわかった。ヒナが生まれた時は5羽も6羽もいただろうが、今年は1羽だけが残ったのだろう。自然界の厳しさである。
 二日目は台風の影響で雨降りの一日で、早々に白樺峠での観察はあきらめた。しかし探鳥ができないほど激しい降りではなかったので、宿の周りを歩いた。エゾビタキが5・6羽見られ、秋の実の代表種であるミズキの実をついばみにやって来ていた。イカルは30羽ほどの群れが見られ、地上で桜の種を食べていたり、モミジの種を食べているシーンに遭遇した。その他キビタキやオオルリ、ヤマガラ、ゴジュウカラなど種類はそう多くはなかったが、小鳥も楽しむことができた。翌週も、早朝宿の周りを歩いたが、エゾビタキはチラッと姿を現しただけで西へと飛び去ってしまった。天気が良かったので渡って行こうとしていたのだろう。
 いよいよ最終日の18日。台風も去り‘もしかしたら’との期待も膨らんだが、朝から弱い雨が降る。白樺峠の高みの広場は霧で遠くが見渡せない。しかし11時をまわると霧が晴れてきた。するとツミとハチクマが飛びだした。林の中で天候が回復するのをじっと待っていたのだろう。台風の吹き返しの風が強く、タカたちは高く高く舞い上がってしまったが、時折低く頭上を通過するハチクマ、谷を低く通過するハチクマがいて‘今のは雄だったね、尾羽の2本線がはっきり見えたね!’と自身で識別できた喜びに浸る方もいた。サシバの数は少なかったものの、それでも50羽ほどのタカが見られ、少なかっただけにマツムシソウの蜜を吸いに来たクジャクチョウやルリタテハなどのチョウも見られ白樺峠を楽しむことができた。‘来てよかった!’という参加者の声に、台風が来るのが分かっていて参加いただけたことに感謝するばかりであった。タカが全く飛ばないことも予想されただけに。ゼロではなかったことに、とにもかくにもホッとした。
 一方、翌週の日曜日24日はというと、いわゆる当たり日。朝はツミがよく飛び、ハチクマは少々。しかし左の林をかすめ、突然姿を現したハチクマに歓声が上がり、9時が過ぎたところでハチクマの数が徐々に増えてきた。圧巻だったのは11時半から。‘あとは、サシバのタカ柱が見られればいうことはないね’ と誰かが行った途端、サシバが次々に現れ西へ流れていく。流れて行ったかと思うと、また谷でタカ柱ができ西へと流れる。そんな状況が2時ごろまで続き、お弁当を食べるタイミングを逸した人もいた。また贅沢にも‘あ〜疲れた!’という言葉も出てきた。この日、我々が数えた数はサシバが900羽、ハチクマが100羽で、ネットワークではもっと多く、今季3番目の数が出ていた。
 ツアーの性格上、半年前から日程を決めておかなければならず、その日が当たるかどうか、行ってみなければわからない。それでも多くの方がツアーに参加していただけていることに、本当に感謝の気持ちで一杯である。来年も、どうぞ当たりますように!祈るばかりである。

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.魯ぅ泪弔亮造鬚わえ飛んでいくホシガラス
▲薀ぅ船腑Δ凌道辧親は常に周りを気にしている
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宿の前の耳時の種をついばみにやって来たイカル
ずGはツミがたくさん飛んだ。
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ゥ織が飛んでいない時間帯はクジャクチョウを観察
左の林から突然姿を現したハチクマ♀
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谷を低く渡って行くハチクマ♂
24日は何本のタカ柱を見ただろうか
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サシバも時折頭上を通過
日記   2017/10/02(Mon) 10:19:27


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