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第三十五回 今年最初の海外ツアー (2月13日)
 昨年最後の海外ツアーは、台湾金門島のツアーだった。そして、今年最初のツアーも台湾から始まった。この時期の台湾の山々は寒緋桜が見ごろを迎え、下向きに咲く深紅の花があちらこちらで見られるようになる。この花があるところには、必ずと言ってよいほど台湾固有種のカンムリチメドリの姿があり、群れをなして花の蜜を吸いにやって来ている。チュクチュクチュクチュクと騒ぎ立てながらやって来ては、花から花へと忙しく動き回り、突然鳴きながら飛び去って行く。花の蜜を吸っているカンムリチメドリもかわいいのだが、我々の目的はカンムリチメドリの群れに混じるタイワンシジュウカラだ。この鳥も台湾の固有種で留鳥として生息している。しかし、夏のタイワンシジュウカラは見るのが難しく、見たとしても樹の上の方で動き回る姿だけなので、この時期が最も見やすい時期と言ってよいだろう。
 寒緋桜の他に、この時期ならではの狙いがもう一つあり、それがイイギリの木の実を食べにやって来る小鳥たちだ。今年もミミジロチメドリやチャバラオオルリ、ゴシキドリなど多くの小鳥たちで賑わっていた。タイワンシジュウカラと同じように、この時期が最も出合う確率が高い鳥にタイワンツグミがある。このイイギリの実を求めやって来るというが、残念ながら今年も出合えず、2年連続外してしまった。いつになったら出合えるのだろう‘憧れの君を待っている’そんな気分である。
 さて今回から、このツアーは一日長くなり、ハチクマを狙うという行程が加わった。台湾ではハチクマは一年を通して見られ、冬に残ったハチクマは蜂の巣を食べに養蜂場にやって来るという。現場に着いた我々は、10人ほど入れる大きなテントに通された。テントにはのぞき穴があけてあり、そこからレンズを出して写真が撮れるようになっていた。テントに入るや否や、いきなりハチクマが空を舞う。姿が見えなくなったと思ったら、別の個体がまた空を舞う。すぐ来るのだろう!という期待が胸を膨らませる。しかし、しかし、遠くで鳴き声は聞こえるが一向にやって来ない。4時間近く待っただろうが、やっとオスのハチクマがやって来た。蜂の巣をむしゃむしゃとついばみ、割と長い時間いてくれた。日本でもハチクマが止まっている状態で見るのは難しく、私も木の止まっている遠いハチクマを数回見た程度だ。今回は十数mの近さでしっかりと見ることができとても満足であった。そうそう、何故やって来るのに4時間もの時間がかかったのかというと、隣の畑でおばさんが作業していたようで、そのおばさんを警戒していたようだ。作業が終わり、安心したのが4時間後だったということであった。本来であれば、午前中に何回も現れ、時には2羽3羽と複数でやって来ることもあるといことだった。来年に期待してみよう。
 この他にこのツアーでは、広大な湿地の保護区を訪れた。海に面しており、シギやチドリの休み場所にもなっていいて、日本では珍しいソリハシセイタカシギが数百羽見られる場所である。少し距離があったが、数十羽の群れが点々とあり、皆で距離がもう少し近かったらな!とため息を漏らしていた。が、ソリハシセイタカシギの代わりに近くを飛行してくれた鳥がいた。それがオニアジサアシである。台湾ではオニアジサシも珍しくない冬鳥で、クロハラアジサシもかなりの数が越冬しているようであった。
 昨年より一日長くしたが、それでもあっという間に時は過ぎ去ってしまった。このことはきっと、一日一日が充実していたからだろう。来年もこの行程で、自信を持って皆さんに届けていこう!

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‖耋僂旅馗札筌泪爛好瓠この鳥も狙いの一つだ
寒緋桜の花の蜜を吸いに来たカンムリチメドリ
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タイワンシジュウカラは、蜜ではなく花びらを求めてやって来る
し欧譴法∋々ベニサンショウクイが混じって来る
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ゥぅぅリの実を食べるミミジロチメドリ
Εバラシジュウカラもイイギリの実を食べにやって来る
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Дぅぅリ以外にも様々な木が実をつけている。何の木の実だろう、固有種のシマドリがやって来た
┘魯船マを待つテントの前には小鳥の水場があり、突然クロエリヒタキがやって来た
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4時間待ってやっと現れたハチクマ
湿地で休むソリハシセイタカシギの群れ
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近くを何回も待ってくれたオニアジサシ
日記   2019/02/22(Fri) 10:59:51

第三十四回 期待を裏切らない九州の鳥たち (2月7日)
 北海道の次は九州だ!北から南へ、九州から神奈川の自宅に戻ると、次はさらに南へ台湾ツアーが控えている。迷鳥そのものである。
 さて、今年から九州ツアーは行程を変更し、3泊4日で行った。今まで九州縦断を2泊3日、駆け足で巡ってきたが、今回は少しはゆったりできるだろうと思いきや、3泊4日でも忙しい。それだけ九州は野鳥が豊富で楽しいということだろう。冬の九州の見どころは有明海や球磨川河口などの干潟と出水のツルだ。干潟、特に有明海の干潟は広大で、干潮時に訪れると、干潟が遥か彼方まで広がり鳥たちも遠ざかってしまう。満ち潮に合わせると、遠く離れていた鳥たちが目の前までやって来る。ついには干潟が無くなり、鳥たちは右往左往、干潟上空を飛び回る。しかし1時間も経たないうちに再び潮が引き始め、浅くなったところへ鳥たちが舞い降りてくる。鳥の数が物凄く、ほんの数時間の出来事だが感動の連続であった。昭和30数年まで、東京湾も同じような光景が見られたという。それが今では…何ともったいないことだろう!九州の干潟には、本州では数が少ない鳥たちがいる。クロツラヘラサギ、ツクシガモ、ズグロカモメなどがその代表格だ。それらも数が多く驚かされる。普段見慣れない野鳥を見ると、充実感のためか、たくさんの種類の野鳥を見た気になるから面白い。
 鹿児島県の出水平野は、もちろんツルが目当てである。ここ何年ソデグロヅルとアネハヅルの渡来がなく残念だが、今年も、珍しいカナダヅル、クロヅルの渡来があり、併せて1万5千羽ほどのツルが越冬に来ていた。出水のツルの見どころは、塒に向かうツルの飛行と早朝、西干拓と東干拓を行き来するツルの群れだ。特に早朝は西干拓の塒から数百、数千というツルが一斉に東干拓へ向かう光景は素晴らしい。先ずは東干拓で餌をついばみ、お腹いっぱい?になると再び西干拓へ帰って行く。西干拓へは数羽から数十羽の群れで帰って行くのだが、ちょうどその時に東の山から朝日が昇ってくる。この光景もまた素晴らしく、最近は、ほとんどの方がカメラを持っているので、撮影に向いたポジションで観察している。今回は満月の日に当たり、西から東へ向かうツルの背景に月が映え、より美しく見ることができた。
 先ほど述べたように、今回から1日増やしてのツアーとなり、諫早干拓、横島干拓と球磨川の上流をくわえた。諫早干拓では日中にハイイロチュウヒのオスが飛び回り、珍鳥オオカラモズが見られたことは収穫だった。ここ諫早干拓には、もう何年もナベコウが越冬しに来ている。今年も来ているという情報だったが、なかなか探し当てることができなかった。時間が迫り諦めバスを走らせると、遠く電柱の上に何やらポツンと。ナベコウである。何とかまにあったという感じであったが‘遠かった!’横島干拓ではマミジロタヒバリが見られ、出水の風景とは違うマナヅル、牛舎近くの電線にムクドリとホシムクドリがズラーと並ぶシーンが見られた。
 球磨川上流ではヤマセミ狙い。しかし朝起きると、深い霧が町の中を立ち込めていた。視界が思うように開けない。そんな中でキャラキャラと、独特なヤマセミの鳴き声が。とにかく時間が許す限りヤマセミを追う。霧も徐々に薄くなり、ようやくヤマセミの姿をとらえることができた。
 九州も楽しい探鳥地が多く3泊4日でも、いや一週間いても足りないだろう。まだまだ知らない探鳥地も沢山あるだろう。今度は、個人的にゆっくり回ってみたいものである。

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)潮時、降りる場所を探しダイシャクシギの群れが飛び回る
潮が引き始め、大量のハマシギが舞い降りた
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6綵の干潟ではツクシガモとクロツラヘラサギは常連さん
ぅ潺汽瓦眤燭、一度に数羽、十数羽見ることも珍しくない
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ァ瞳遒抜隋任覆蕕漫瞳遒板瓠
今年はコクマルガラスの数が多かった。ミヤマガラスと並ぶとその小ささがよくわかる
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Д張襪鮓ていると‘ガンがいる!’との声。1羽マガンが餌をついばんでいた
日中に見るハイイロチュウヒは美しい(撮影:ツアー参加者 天満和孝)
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久しぶりの出合いとなったオオカラモズ(撮影:天満和孝)
ツアーではめったに出合うことがないヤマセミ。やっと出合えた!(撮影:天満和孝)
日記   2019/02/22(Fri) 10:49:26

第三十三回 新年最初のツアー (2月7日)
 平成の元号が最後になる年、平成31年、最初のツアーは北海道である。撮影を目的としシマエナガとシマフクロウを撮影しようとするツアーだ。中標津で降りるも相変わらずナナカマドの赤い実はたくさん残っている。今シーズンは鳥に食べられず、ただ落ちておしまいになるのだろうか。
 さて、先ずはシマフクロウの撮影になる。代が変わり、出方が不安定で、ここ数年は布団で寝たことがない。今回も明け方中心に出現し、3時台に頻繁に現れる。早めに寝て、夜中に起きるという手もあったが、その間何が起きるかわからない。案の定、2羽で現れ仲良く枝に止まる。求愛給餌を行う。生簀に2羽で降りてくる。早めに寝ていた見られなかったシーンである。昨年はヒナが孵ったものの、途中で死んでしまったようである。今年こそは繁殖を成功させ、早めに撮影を終わらせていただきたいものである。早朝は、宿の前を流れる川に棲むカワガラスの撮影。雪が降り、時折突風のような風が吹く。その風に吹き飛ばされたのか、石の上にいたカワガラスが石から滑り落ち川に落ちた。思わずプッと吹き出してしまった。カワガラスはすぐに陸に上がり、雪の壁で風をよけ、風が止むまでじっとしていた。
 さて、第一の目的のシマエナガは弟子屈にある‘鱒や’という宿に泊まっての撮影だ。鱒やのご主人は25年前に北海道に移り住み、20年前から餌台を設置して小鳥たちを呼んでいたようだ。その時からシマエナガは来ていたようである。今年は暖冬で雪も少ない。この気象は昨年と同じで、昨年はシマエナガの来方が悪く、午前中に数回、もしくは午後に数回といった具合だった。ところが今年は一日を通して頻繁にやって来る。何がそうしてしまうのか?冬の気象は関係ないようだ。今年も愛らしい姿をたくさん見せてくれた。シマエナガ、本当にかわいい鳥である。
 餌台に来る鳥はシマエナガだけではない。ハシブトガラ、シジュカラ、ゴジュウカラ、アカゲラなどなど。アカゲラは3羽も4羽もやって来る。出くわすと、直ぐに追いかけっこが始まる。餌がいっぱいあるのだから仲良く食べればよいのに!と思うのだが、これが生存競争の厳しさなのだろう。撮影していると、どこからかコツコツと木をたたく音が聞こえた。またアカゲラだろうと思いつつ、音のなる方に目をやると、なんとオオアカゲラだった。鱒やのご主人が、一度餌を食べれば毎日来るのにな!とつぶやいていたが、我々も食べに来い!と願っていたが、結局、どこかへ飛び去ってしまった。昨年見られなかった鳥がやって来た。餌台にやって来たというよりも餌台近くに訪れたと言った方が正解だろう。それはキバシリで、地面を歩くキバシリを初めて見た。
 移動中の海ではシノリガモ、ウミアイサ、ヒメウなどを目にしてきたが、年が変わってもやはり海の鳥も少ない。網走の涛沸湖では、斜里岳を背景に氷の上で佇むハクチョウたちの光景が美しかったが、やはり少ないようであった。2月14日からは、恒例の冬の道東ツアーが始まる。少ない鳥も心配だが、流氷は大丈夫だろうか。心配は尽きない。

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…垢せ間、2羽仲良く枝の上で佇むシマフクロウ
風に飛ばされまいと、雪の壁で風をよけるカワガラス
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昨年より頻繁に、また数も多くやって来たシマエナガ
せ1討靴寝菫を見ると、やはりにやけてしまう可愛らしさだ
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セ泙ら飛び移るとき、尾羽を開いていた。一瞬の出来事で撮影しなければわからなかった
出くわすと直ぐに喧嘩が始まるアカゲラ
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Дオアカゲラは朽木をたたき、自然志向
地上に降りているキバシリを初めて見た
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野付半島沖にカワアイサの大群を発見したが、その他のカモは・・・
美しい風景が広がっていた涛沸湖。
日記   2019/02/22(Fri) 09:50:14

第三十二回 台湾・金門島 (2月7日)
 平成30年最後の海外ツアーとなった台湾・金門島ツアー。金門島は台湾領でありながら、中国本土の厦門から2劼靴離れていない。島に生息する野鳥は台湾本土の野鳥とは異なり、中国本土の野鳥と言ってよい。図鑑も台湾の図鑑より、むしろ日本の図鑑の方が役に立つ。島の形は四国に似ており、東の端から西の端へ、車で30分ほどで行ける小さな島である。小さな島にもかかわらず野鳥が多く生息し、食事と寝ている時以外は常に野鳥の姿が目に飛び込んでくると言っても過言ではなかった。しかし、こんな小さい島にも開発の波が押し寄せ、以前のような賑わいが無くなったことは寂しい限りであるが、初めて訪れる人には、野鳥が多い!と感じることだろう。
 この島のメインとなる野鳥は冬鳥のヤマショウビンだったのだが、徐々に渡来数が減少し、数年前から1羽の渡来もなくなりツアーでも確認できなくなった。最近石垣島で人気が高まっているカタグロトビも、この島では普通に見られる野鳥だったが、この種も最近見る機会が少なくなってきた。変わってメインを張るようになったのがエンビタイヨウチョウだ。東南アジアに広く分布するタイヨウチョウは、どの種も羽に光沢があり、光が当たるとキラキラ光りそれはそれは美しい。おまけに主食である花の蜜を吸っている時は警戒心が薄く間近でみあっれるのがうれしい。しかし、金門島では数が少なく、また天候によっては活動が不活発になり、居るのに見過ごしてしまうことがある。今回も、ようやく最終日に探し当てることができホッとした。
 金門島には日本人が好きなヤツガシラが留鳥として生息しており、滞在中は何度も目にすることになる。幸い朝、泊まったホテル前の芝生で餌を取るヤツガシラがおり探す手間が省けた。最近数を増やしているのがクロウタドリ。カワウ、オオバン、何故黒い鳥ばかりが増えるのだろう。ムクドリの種類も豊富。最も多いのは留鳥のハッカチョウ。この鳥も黒いな!クビワムクドリも留鳥だがこちらは数が少ない。冬鳥としてギンムク、カラムク、そしてムクドリが渡来する。たまにホシムクドリを見かけることもある。そうそうカラスもいますよ。首回りが白いクビワガラスというカラス、そしてカササギだ。
 金門島は海に囲まれているため、あちらこちらに干潟が現れる。この干潟も楽しく15種類前後のシギやチドリが見られる。ソリハシセイタカシギも見たことがあるが、毎回という訳ではない。タイミングが良ければと言ったところだ。汐が満ちてくると、シギやチドリが避難場所に集まってくる。爽快なのが体の大きなダイシャクシギが数羽の群れをなして次々に飛来するところだ。美しいのはミヤコドリの群れ、そしてオニアジサシの飛来だろう。
 ツアーでは2日間の滞在で、あっという間に楽しい時間が過ぎ去ってしまう。金門島を後にして、初日と最終日は台湾本土の鳥を楽しんでいる。ヤマムスメ、クロエリヒタキを見たかったが、残念ながら今回は出合いのチャンスがなかった。変わって我々を慰めてくれたのがゴシキドリとカワビタキだ。どちらものんびりしており、近寄っても逃げもせず撮影会になってしまった。近寄っても逃げないと言えばズグロミゾゴイがいる。最近、台湾では市街地の公園などで増えていて、どこかの公園に立ち寄れば必ずいると言っても良い。今回はホテルの中庭にもいて、朝食を食べながら見られたのにはびっくりした。
 金門島に初めて訪れたのは、もう15年ほど前になるだろうか。その頃に比べれば野鳥が少なくなった。野鳥が少なくなっているのは全世界的なことだろう。どこかで、何とかしてこの減少傾向に歯止めをかけなくてはならいと、皆が思っているに違いない。我々はいったい何ができるのだろうか。真剣に考えなければならない時期に来ているような気がする。

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仝什澆龍睫臈腑張◆爾離好拭次▲┘鵐咼織ぅ茱Ε船腑
▲筌張シラが突然の伸び。見事に冠羽を広げてくれた
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今回はカラムクドリが多く見られた
ぜ農犬北椶鬚笋襪半さい鳥が、マミジロタヒバリだった。数は多くないが常連さんだ
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ザ睫臈腓棒海潺ラス、クビワガラス
Υ崖磴砲麓命燭離張襯轡の他、アカシシギ、ハマシギ、キョウジョシギなど豊富
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満潮時でも海に沈まない大きな岩に避難してくるダイシャクシギやオニアジサシなど
┘ワビタキ、川沿いに建つ人家の庭で餌でも探していたのだろう
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お腹いっぱいのゴシキドリ、枝の上で一休み
いきなり背中側から強い風が。青黒い冠羽が舞い上がるズグロミゾゴイ
日記   2019/02/22(Fri) 09:30:18

第三十一回 鳥がいない! (2月6日)
 平成30年12月の国内ツアーは、新企画の栃木県の探鳥地を巡るツアー、そして恒例のチャーター船による海鳥観察ツアーを行う。しかし、この冬は本当に鳥が少ない。北海道でも鳥が少ないのだからどうしてしまったのだろう!と、そんな気分にさせられた。
 先ずは新企画の栃木県ツアー。最初に訪れたのは奥日光。冬の奥日光と言えばアオシギである。ツアーを行う10日前くらいに下見をした。小鳥はいなかったものの、アオシギはバッチリ見られ‘よし本番!’と、意気揚々とツアーに臨んだ。しかし、どこを探してもアオシギがおらず、カワガラスばかり。結局、お客さんをたくさん歩かせる羽目になってしまっい申し訳なかった。下見の時に見られると、何故本番では見られないのだろう?そんなことが続いている。もう下見はやめておこう、そんな思いになる。
 初日は塩原温泉に止まり、朝食時。ガラス窓からアトリの数十の群れ、数百の群れが、いくつも下流側から山の方へと飛んでいく。全部で数千羽は飛んで行っただろうか。アトリだけはたくさんいるようだが、これも山が中心で、里の公園ではあまり見られていない。塩原を後にし、井頭公園へと向かう。池ではオナガガモ、ヒドリガモ、コガモなど。最近のこの池はヨシガモが目立つようになってきた。以前はミコアイサがたくさんいたが、最近はあまり入らないようである。周辺の雑木林も小鳥が少ない。アオジ、ツグミすらいない様子だ。最後に渡良瀬遊水池を巡り、チュウヒの塒入りを観察し東京へと戻った。
 栃木県ツアーの前に、北海道でチャーター船による海鳥観察ツアーがあった。中標津空港から入り、先ずは羅臼でのシマフクロウ観察であったが、その道すがらナナカマドの並木を巡ってみたが、赤い実はたわわに残り、小鳥が食べに来ている気配はなかった。北海道も小鳥が少ない。気持ちを入れ替え、さあ!シマフクロウだ。しかし待てど暮らせどシマフクロウは現れず、結局あきらめホテルへ帰ったのですが、ホテルへ向かう途中、羅臼川の欄干に止まるシマフクロウを発見。こんなことがあるとは!自然観察は何が起こるか分かりません。
 翌朝、羅臼沖で海鳥観察。しかし海鳥がほとんどいない。見られたのはウトウが少々、そして潮を吹くミンククジラ。そして港を出入りするシノリガモくらいだった。その後、他を回ってもほとんど小鳥は見られず、肩を落としていたところ、もう一つのチャーター船、落石クルーズで何とか体裁を整えた格好になった。今回はウミガラスがいつもより多く見られ、ウミスズメ・ケイマフリ、ウミバト、少なかったもののしっかり見ることができた。出航してすぐ、海に小さな鳥が浮かんでいた。大きさからとっさに‘ウミスズメの群れがいるよ!’と叫んでしまった。実はハジロカイツブリの群れであり、先入観とは恐ろしい。そして、最大の見せ場は港に到着してから現れた。大型の海鳥がぷかぷか浮かんでいる。今度はしっかり確認し‘オオハムがいますよ!’私たちのことをあまり気にしていなかったようで、目の前で潜ったり、浮かんできた利を繰り返していた。
 しかし、この冬は本当に鳥が少ない。年が変わっても冬鳥ツアーはまだまだ続く。気を重くしながら正月を迎えるようだな、そんなことを思いながら暮れを過ごしていた。

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.▲シギ、下見の時はしっかり見られたのに・・・
▲ワガラスは既にさえずっており、一足早く繁殖へ向かっているようだ
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E藁廟イ離船絅Ε劼老鮑漾この冬も20羽ほどのチュウヒが塒へと帰ってきた
ぅ曠謄襪惶△訶喘罎鉾見したシマフクロウ。
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ド畸覆魯轡離螢モは流してしまうのだが、この冬は海鳥が少なく、シノリガモをしっかり観察
μ酩嬌湘膕の海にはアビが少々
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ДΕ潺好坤瓩抜岼磴┐討靴泙辰織魯献蹈イツブリの群れ
落石沖では、例年よりウミガラスが多く見られた
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最後を飾ってくれたオオハム。これで皆さんの気持ちも落ち着いたようであった
日記   2019/02/08(Fri) 10:13:11

第三十回 インドの野鳥 (2月5日)
 長らく自然見聞録を休んでしまい、申し訳ありませんでした。ようやく余裕が出てきましたので再開です!先ずは昨年11月にツアーで訪れたインドのお話をします。
 この回からツアーの日程を一泊増やし、世界遺産のタージ・マハルを訪れることになりました。ご承知の通り、王妃の墓として建立され、計算しつくされた総大理石の建物である。それはそれは立派な建造物なのだが観光客が多く、内部の見学は立ち止まることが許されず、あっという間に終わってしまった。しかし、そこは我々バーダー。眼下にヤムナー川が流れており、川を覗くと、そこにはセイタカシギやニシハイイロペリカンなどの水鳥が。何処へ行っても双眼鏡を離さない我々はすぐにバードウォッチングを開始。世界遺産より鳥である。
 さてインドのツアーでは、主に3か所の探鳥地を巡る。その中でも、世界自然遺産に登録されているケオラディオという国立公園はすばらしい。正に野鳥の天国、一日巡って100種類もの野鳥が確認できるのも驚きだが、何より数も多い。平坦な道を一日歩き回り体はへとへとになりながらも、心はかなりの充実感を得る。先ず我々を出迎えてくれたのがエジプトハゲワシ。今回は数も多く、一本の木に10羽以上のハゲワシが止まっていた。近づいても逃げることはなく、写真をバチバチ撮りまくっていた。少し歩くと現地のガイドが木の上方を指差した。その方向を見るとかわいらしいフクロウが。毎度我々の目を楽しませてくれるインドコキンメフクロウである。今回も2羽が寄り添いお昼寝中。夜行性の彼らにとっては昼間がお休み時間なのだ。また少し歩くと、今度もお馴染みのキアシアオバトだ。いつも同じ木に群れで羽を休んでいる。まるで着ぐるみを着ているように見え、かわいらしく、私はこのハトが大好きである。それからも続々と鳥が現れる。今回の収穫の一つにインドコサイチョウが挙げられる。普段は警戒心があり、じっくりと見させてくれないのだが、水浴びをした後だったのだろう。枝に長く止まり、翼を乾かすシーンに出合えたのだ。またアジアレンカクは、光線の良い状態で長い時間見られたことも収穫だった。
 このケオラディオは、湿地環境が素晴らしい。訪れる時期はインドトキコウの繁殖時期に当たり、相当な数のインドトキコウがコロニーを作って大繁殖をしている。あちらから、こちらからヒナの騒ぐ声が騒がしく響き渡る。そんなコロニーの下の木陰でウスグロワシミミズクという大型のフクロウが塒をとっているのも面白い。そして今回はニシハイイイロペリカンの群れがよく舞い、オオフラミンゴが見られたことは初めての経験だった。ヘラシギ、ムラサキサギ、アジアヘビウ、ハイイロガン、アカツクシガモなどなど、池や湿地に多種多様な野鳥が生息している。誰も好きなカワセミの仲間も、カワセミはもちろん、ヒメヤマセミ、逃げないアオショウビンと3種類が生息。これだけの鳥がいるのだから、それらを捕食する猛禽類も当然豊富と言える。インドワシ、カラフトワシ、カンムリワシ、カタグロワシ、ヨーロッパチュウヒなどなどが生息する。
 この公園は29?と広大な公園で、到底1日では回りきれない。ツアーでは2日間に亘り巡って行くのだが、それでも全てを回りきることができるわけではない。何より何キロも歩くことになるので体力が続かない。そこでツアーでは人力自転車をお願いし、疲れたら自転車の荷台で一休み。体力が回復すれば再び歩いて探鳥。今回も大いに驚き、大いに感動し、楽しませてもらった。

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いつ見ても愛らしいインドコキンメフクロウ
い未い阿襪澆里茲Δ妨えるキアシアオバト
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イ笋辰箸犬辰り見られたインドコサイチョウ
Δ海舛蕕盻膰側でじっくりアジアレンカク
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大きなコロニーを作って繁殖インドトキコウ。ヒナの声が騒がしい
┘ぅ鵐疋肇コウの声が騒がしいのか、いや、我々を気にしているのだろう、時折薄目を開ける。
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こんな大きな群れを見たのは初めてだったニシハイイロペリカン
一向に逃げようとしないアオショウビン。
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湿地上を頻繁に飛び回るヨーロッパチュウヒ。成鳥のオスが木陰で一休み。
日記   2019/02/06(Wed) 09:52:51


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