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第三十二回 台湾・金門島 (2月7日)
 平成30年最後の海外ツアーとなった台湾・金門島ツアー。金門島は台湾領でありながら、中国本土の厦門から2劼靴離れていない。島に生息する野鳥は台湾本土の野鳥とは異なり、中国本土の野鳥と言ってよい。図鑑も台湾の図鑑より、むしろ日本の図鑑の方が役に立つ。島の形は四国に似ており、東の端から西の端へ、車で30分ほどで行ける小さな島である。小さな島にもかかわらず野鳥が多く生息し、食事と寝ている時以外は常に野鳥の姿が目に飛び込んでくると言っても過言ではなかった。しかし、こんな小さい島にも開発の波が押し寄せ、以前のような賑わいが無くなったことは寂しい限りであるが、初めて訪れる人には、野鳥が多い!と感じることだろう。
 この島のメインとなる野鳥は冬鳥のヤマショウビンだったのだが、徐々に渡来数が減少し、数年前から1羽の渡来もなくなりツアーでも確認できなくなった。最近石垣島で人気が高まっているカタグロトビも、この島では普通に見られる野鳥だったが、この種も最近見る機会が少なくなってきた。変わってメインを張るようになったのがエンビタイヨウチョウだ。東南アジアに広く分布するタイヨウチョウは、どの種も羽に光沢があり、光が当たるとキラキラ光りそれはそれは美しい。おまけに主食である花の蜜を吸っている時は警戒心が薄く間近でみあっれるのがうれしい。しかし、金門島では数が少なく、また天候によっては活動が不活発になり、居るのに見過ごしてしまうことがある。今回も、ようやく最終日に探し当てることができホッとした。
 金門島には日本人が好きなヤツガシラが留鳥として生息しており、滞在中は何度も目にすることになる。幸い朝、泊まったホテル前の芝生で餌を取るヤツガシラがおり探す手間が省けた。最近数を増やしているのがクロウタドリ。カワウ、オオバン、何故黒い鳥ばかりが増えるのだろう。ムクドリの種類も豊富。最も多いのは留鳥のハッカチョウ。この鳥も黒いな!クビワムクドリも留鳥だがこちらは数が少ない。冬鳥としてギンムク、カラムク、そしてムクドリが渡来する。たまにホシムクドリを見かけることもある。そうそうカラスもいますよ。首回りが白いクビワガラスというカラス、そしてカササギだ。
 金門島は海に囲まれているため、あちらこちらに干潟が現れる。この干潟も楽しく15種類前後のシギやチドリが見られる。ソリハシセイタカシギも見たことがあるが、毎回という訳ではない。タイミングが良ければと言ったところだ。汐が満ちてくると、シギやチドリが避難場所に集まってくる。爽快なのが体の大きなダイシャクシギが数羽の群れをなして次々に飛来するところだ。美しいのはミヤコドリの群れ、そしてオニアジサシの飛来だろう。
 ツアーでは2日間の滞在で、あっという間に楽しい時間が過ぎ去ってしまう。金門島を後にして、初日と最終日は台湾本土の鳥を楽しんでいる。ヤマムスメ、クロエリヒタキを見たかったが、残念ながら今回は出合いのチャンスがなかった。変わって我々を慰めてくれたのがゴシキドリとカワビタキだ。どちらものんびりしており、近寄っても逃げもせず撮影会になってしまった。近寄っても逃げないと言えばズグロミゾゴイがいる。最近、台湾では市街地の公園などで増えていて、どこかの公園に立ち寄れば必ずいると言っても良い。今回はホテルの中庭にもいて、朝食を食べながら見られたのにはびっくりした。
 金門島に初めて訪れたのは、もう15年ほど前になるだろうか。その頃に比べれば野鳥が少なくなった。野鳥が少なくなっているのは全世界的なことだろう。どこかで、何とかしてこの減少傾向に歯止めをかけなくてはならいと、皆が思っているに違いない。我々はいったい何ができるのだろうか。真剣に考えなければならない時期に来ているような気がする。

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▲筌張シラが突然の伸び。見事に冠羽を広げてくれた
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今回はカラムクドリが多く見られた
ぜ農犬北椶鬚笋襪半さい鳥が、マミジロタヒバリだった。数は多くないが常連さんだ
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ザ睫臈腓棒海潺ラス、クビワガラス
Υ崖磴砲麓命燭離張襯轡の他、アカシシギ、ハマシギ、キョウジョシギなど豊富
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満潮時でも海に沈まない大きな岩に避難してくるダイシャクシギやオニアジサシなど
┘ワビタキ、川沿いに建つ人家の庭で餌でも探していたのだろう
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お腹いっぱいのゴシキドリ、枝の上で一休み
いきなり背中側から強い風が。青黒い冠羽が舞い上がるズグロミゾゴイ
日記 | No.489 中野泰敬 2019/02/22(Fri) 09:30:18


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