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第四十回 夏鳥シーズンの始まり (4月21日)
 いよいよ夏鳥シーズンの到来である。ゴールデンウィーク後半、新潟県沖に浮かぶ粟島での渡り鳥観察が終わり、次に訪れたのが北海道であった。この春は桜の開花が早かったが、開花後は寒波がやってきて春は足踏み状態となった。しかし夏鳥の飛来は例年より早いように思われ、私が住む相模原市では4月17日にはサンショウクイとキビタキの声が響いていた。さて北海道はどうであろう!と思っていたが、千歳周辺は芽吹きが今ひとつ。夏鳥の姿もまばら。元気だったのはヤブサメとセンダイムシクイだけであった。
 支笏湖周辺の林も芽吹きがもう少しであったが、早朝にはクロツグミ、オオルリ、キビタキ、ツツドリなどのさえずりが響き渡り、一通りの夏鳥が揃っていたように思えた。最近は早朝の探鳥を逃すと、さえずる声が極端に少なくなる。千歳周辺も時間帯が違っていたら、もっと多くの鳥がいたのかもしれない。
 さて、芽吹きが遅いことが、私たちに幸運をもたらしてくれたこともあった。それがヤブサメとの遭遇だ。普段は鳴き声しか聞かれず見つけることが困難な鳥が、突然ひょいと枝に止まりさえずる。ある場所ではパチッ、パチッと鳴きながら林縁部の地上を歩きながらエサ探し。これほどゆっくり、しっかり見られたこは、ツアーを始めてから今までなかったことだ。地味な色彩の鳥だが、小さい体ながらも一生懸命さえずる姿に、皆感動したことだろう。
 支笏湖畔で観察した後は北大演習林を訪れた。やはり時間帯が悪いのか、さほどの成果も得られずバスに乗り込もうとした瞬間、ヤマゲラのペアーが飛んで来た。地上でエサを取ったり、ベンチの上を動き回ったり、まるでデートでもしているかのような振る前に笑みがこぼれた。この時期、ヤマゲラはどこかで見られるだろうとは思っていたが、このタイミングとは・・・
 演習林後は南下し、函館近くの大沼公園へと移動。千歳、支笏湖とは様相が異なり、青々とした風景が広がっていた。こんなにも季節が違うのかと驚きもした。青々とした森、さぞ沢山の鳥がいるだろうと思っていたが、それほどでもなくがっかりした。常連のニュウナイスズメ、コムクドリの数が少ない。ここ数年、台風が北海道を直撃している。洞ができるような木がなぎ倒されているようだ。
 異常気象が続く中、鳥たちの動向にも変化が現れているのかもしれない。この夏のツアーも不安を抱えながら進めていくことになるのだろう!と、このツアーの時に思っていたことは現実として現れることになるのである。

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“某4になると、我が家周辺では毎日のようにサンショウクイの声が響き渡る
美しい支笏湖の夕焼け。手前の木々は、まだ芽吹いていない
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ヤブサメ、今年ほどゆっくり見られたことはない
づ呂辰突茲燭个りか?地面でミミズを捕えたクロツグミ
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ゥビタキも渡って来たばかり。地面に降りたり、枝に上がったり
Φ△蟶櫃妨修譴織筌泪殴
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大沼公園から見た駒ヶ岳。支笏湖とは異なり新緑真っ盛り
┐茲Δ笋見つけたコムクドリ。渡来が遅かったのか、まだ群れていた
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巣穴を掘り終わったばかりなのか、何回も来て穴を点検するアカゲラ

日記 | No.497 中野泰敬 2019/08/19(Mon) 10:05:21


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