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第十二回 白い妖精シマエナガ (1月27日)
 エナガの北海道亜種シマエナガを撮影しよう!と、ワイバードとしての初企画ツアーが行われた。シマエナガには、本州のエナガのような過眼線はなく顔が真っ白。そのため、目がはっきり大きく見えるのでとても愛らしく映り人気が高い。3泊4日のツアーも2本成立し、私は8日間北海道にいることになった。一本目は見られたが、二本目は出現しなかった。このパターンは絶対避けたく、前もって宿のご主人にエナガの様子を聞いてみた。‘今年は雪が少なく、そして暖かく、エナガの出現が安定しない!’との回答に愕然とした。とにかく両方のツアーとも、しっかり見られ、撮影できることを祈るばかりであった。
 エナガに合う前に、先ずは羅臼のシマフクロウだ。2年前から若いカップルになり、こちらも出現が不安定。5時半に現れ、その次は11時半。その後は夜中の3時半。かと思えば二本目の班の時には、最初に現れたのが夜中の2時。おかげで二晩ともほとんど寝られない状況だったが、2羽で現れ餌渡しの行動が見られたのは嬉しかった。流氷はまだ来ていない。オオワシやオジロワシは、羅臼の山々の木々に止まり流氷を待ちかねている様子。そんな姿を撮影しながら網走へと抜けた。11月の下旬、中標津では街路樹のナナカマドの実がたわわに実っていたが、たくさんのレンジャクが訪れ、その実は既に無くレンジャクの姿はなかった。しかし網走のナナカマドの実は、まだ食べられておらずたくさんのツグミとヒヨドリが実をついばみ、そんな姿を見ていると林から‘ヒー’という鳴き声とともに50羽ほどのキレンジャクが現れた。ここは車通りが激しく、車が通るたびに飛び立ち向こうのナナカマドへ。また飛び立ちこちらのナナカマドへと忙しい。厄介なのはハイタカの出現だ。これだけの小鳥が集まっているばハイタカが居つくのも当たり前だろう。ハイタカが現れると、レンジャクたちが一斉に林へと実を隠す。そしてしばらく現れず、こちらも次の予定があるので、仕方なくその場を去ることにした。
 1班目は曇りがちだったが、穏やかな日が続いた。2班目は晴れていたが風が強く海は大しけ。テトラポットに当たった波が空高く舞い上がる。海岸近くで餌を取っていたオオハクチョウや海ガモは港に逃げ込み、幸いその中にヒメウの姿があった。既に繁殖羽への移行中なのだろうか、体は緑に光り美しく、頭頂には冠羽らしくものがちらほら。真っ黒いイメージのヒメウの印象がガラッと変わる瞬間だった。
 さて、今回の目的であるシマエナガ。結果言うと、両班ともしっかり見られ、しっかり撮影できた。宿では20年前から餌台に来る野鳥を楽しんでいるとのこと。当初からシマエナガは来ていたらしく、最近のシマエナガブームでお客さんも上々のようだ。今回は2泊させて頂いたのだが、これが大正解。初日はよく現れたが、2日目は全く来ない。やはりこの冬の暖かさが原因なのか、本当に良かった。シマエナガは本州のエナガのように簡単には見られない。林が深く、行動範囲が広いのだろう。他のツアーでも‘今回シマエナガは見られますか?’とよく聞かれる。シマエナガとの出合いは出合い頭で、合えるときは簡単に合えるし、4日間いても全く合えない時もある。そのような鳥が、餌台ではあるが間近で見られるのは感激であり、その愛らしさに誰もが惚れてしまうことだろう。
 同じコースを2回巡ったが、気象状況で鳥の行動は異なり、また出合い方もその都度異なり、同じ鳥を見ていても飽きることはない。さてさて、来年はどんな表情を見せてくれるだろうか楽しみである。

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〔訝罎泙蚤圓辰森暖紊あった。2羽同時にシマフクロウが現れた
⇔氷はまだか!海を見つめるオオワシ
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この時期、網走の涛沸湖でタンチョウが見られるとは思わなっかた
ぅレンジャク、車が通るたびに右往左往
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イ修離譽鵐献礇たちを狙いハイタカが舞う
ξ亳沢が美しいヒメウ
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Цれば見るほど愛らしいシマエナガ
┨ナの脂身には一度に何種類も(アカゲラ・シジュウカラ・シマエナガ)
日記 | No.468 中野泰敬 2018/02/09(Fri) 11:24:58


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