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第十五回 間に合った! (4月1日)
 前回、後ろ髪が引かれる思いで・・と記したが、11日間に亘る八重山ツアーを終え我が家に戻った。出発した17日は、東京で開花宣言がなされ、我が家の桜は蕾が膨らみ今にも咲きそうであった。ツアー中も桜の様子、モズの様子が気になり、毎日のように家へ電話を入れていた。そして28日、家に戻ると桜は満開、モズも冬ほどではなかったが時折姿を見せる。この冬は、プラスティックの容器で水場を作っていたのが功を奏し、夕方になると水浴びにやって来る。これは桜の花が散った今でも変わらない。やっと、我が家の桜でモズの写真が撮れた。我が家の桜は高遠のコヒカンザクラ。ソメイヨシノに比べると開花が遅く、毎年4月10日ごろが見ごろになる。そのため、いつもモズがいなくなってから咲くのである。今年は異常なほど開花が早かったため撮影できたといったところだ。
 さて、近所のソメイヨシノも満開。時間があればぶらぶらと出かけ撮影に出かけた。先ずはスズメが蜜を吸う場面だ。20年ほど前からだっただろうか。スズメが桜の蜜の味を覚え、花をもぎ取っては花の付け根から蜜を吸うのである。最初にこのやり方で蜜を吸ったスズメはえらい。何より、それが全国的に広がっているのだから、自然の生き物というのはたくましく、賢く生きているのだと感じる。シジュウカラは既に繁殖行動。オスは常にメスの後を追いかけ、メスが餌を食べているとその近くでツピツピとさえずる。花が咲くと虫が集まり、その虫を求めメスが来る。するとオスもやって来てツピツピなのである。さて、私が住んでいる相模原は、外来種のガビチョウが多い。3月に入るとやかましくさえずり出し、ゆっくりと寝ていられないほどだ。撮影に出かけた公園でも、あちらこちらでガビチョウの大きなさえずりが聞こえた。以前は藪の中で鳴いていることが多かったが、最近は目につく場所で鳴くことも多く、花がらみで撮影できるチャンスが増えた。公園には小さな池がありカルガモが数つがい。池から少し離れたところに桜の木が数本。何とか池の水に写り込んだが、桜の木が池に近かったら、花弁が池を飾りもっと美しい写真が撮れただろうに、これが精一杯でした。31日は、現地日帰りツアーで葛西臨海公園へ行った。葛西も様々な桜が満開で、花見客でごった返していた。ムクドリも桜の花の中で一休み、いや桜見物だっただろうか。
 桜も早いが、新緑も早い。葉が出れば、当然、蛾や蝶などの幼虫が付く。花の蜜を好むメジロが、葉に付いた幼虫へ。やはり蜜より幼虫の方が栄養価が高いのだろう。新緑が早いのも困りものだ。後数週間でキビタキやオオルリなど夏鳥が姿を現す。その時には、林は真っ暗になっているのではないだろうか。姿を探すのは容易ではないだろう。また、ヒナが生まれた時に、ヒナにちょうど良い虫がいるのだろうか。繁殖に影響はないのだろうか。いろいろな心配が生まれてくる。「平年並み」もしかしたら素晴らしい言葉なのかもしれない。
 少し八重山のことも触れておこう。石垣島、西表島、与那国島をめぐっって来た。カンムリワシやムラサキサギなど八重山を代表する野鳥の観察とともに、春の渡り鳥を求めてのツアーだったが、渡り鳥に関しては、今年の春が、今までの中で種類、数とも一番少なかったと言える。この冬、本州では鳥が少ないと言われてきたが、そのまま八重山にも当てはまる状況であった。ただ、オオチドリは例年のように飛来しており、たまたま今年は天皇陛下が来島するということで、オオチドリがいた東崎に厳重な警備が敷かれていた。そのため、オオチドリは休憩する場所を追われ、狭い牧草地に逃げ込む羽目に合ってしまった。おかげで、バスの中から近い距離で見ることができたのはラッキーだった。石垣島も西表島も渡り鳥は少なく、それなら2島を代表するカンムリワシをじっくり見ようということに。春、満開を迎えたセンダンの木にペアーで仲良く佇むカンムリワシを思う存分楽しんだ。来年は例年通り、渡り鳥が多い年になってもらいたいものである。

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_罎家のモズ
∈の花を食いちぎるスズメ
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さえずるシジュウカラ
い気┐困蠅うるさいガビチョウ
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ゥ撻◆爾捻砲哀ルガモ
Ε爛ドリも桜の花に
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虫を探すメジロ
┫峩瓩粘兒.オチドリ
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センダンの木で佇むカンムリワシのペアー
日記 | No.471 中野泰敬 2018/04/04(Wed) 10:13:28


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