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第十六回 渡りの季節 (5月1日)
 先日、富士山麓へ行ってきた。コルリ、キビタキなどの夏鳥が美声を響かせていた。いよいよ夏鳥シーズンの到来であるが、南からは、まだまだ夏鳥が渡って来るし、北へ帰る冬鳥の姿もある。正に渡りの季節の真っ最中だと言える。そんな渡り鳥を求め、先月、中旬から下旬にかけ山口県の見島へ、そして下旬には青森県津軽半島の竜飛崎へ行ってきた。
 先ずは見島。萩港からフェリーで1時間15分。甲板から海鳥を探すも、オオミズナギドリがちらほら現れるばかり。なんだ!と諦めていると、突然小さな海鳥が水面から飛び出した。カンムリウミスズメである。今回、下見と2回のツアーで、萩・見島間を3往復したが、往路では3回ともカンムリウミスズメが現れた。さて見島はというと、連日の晴天と、そして九州や韓国から近いということも影響があるのか渡り鳥たちは皆元気である。人の顔を見ると一目散で逃げてしまい、なかなか近くで見ることができず撮影も難しい。良かったのはキクイタダキ。見つけると一本の木に10羽以上の姿があり、そんな群れがいくつもあった。またサンショウクイも多く、常に‘ヒリヒリン、ヒリヒリン’と鳴き声が聞かれ、時に10羽、20羽の群れが上空を飛び交う姿があった。この冬はレンジャクが多かったのはご承知の通り。島でもレンジャクがいたが、残念ながらツアー本番の時には姿がなく、渡って行ってしまったようであった。関東以西はヒレンジャクが多くキレンジャクが少ないと聞いていたが、島にいたレンジャクは全てキレンジャクだったのには驚いた。今回珍鳥は少なかったがキマユホジロとアカガシラサギをかろうじて見ることができた。
 次に訪れたのは竜飛崎。北海道へ向かって小鳥たちが次から次へと海へ飛び出していく。今回は風が非常に強く、岬に集まってきた小鳥が風にあおられ、目の前の木々の枝にしがみつく姿が多かった。それでも何とか渡ろうと海へ飛び出しいくも、強風に押し戻される。10や20グラムしかない小鳥たちが海を渡るということは、それこそ命がけ。ガンバレ!無事に渡れよ!ついつい言葉が出てしまう。小鳥たちが海を渡る姿は感動的である。さて、竜飛崎のツアーも毎年行われ、私も何回の訪問になるだろうか。毎回様子が異なり、今年はイスカが多かったのが特徴だった。竜飛崎へ向かう途中、また、カンムリカイツブリを探しに行った十三湖周辺を巡った時も50羽や100羽の群れがいくつも見られた。また竜飛崎は猛禽類もよく渡る。例年だとノスリが多く見られるが、今年はハイタカが多く、午前中にはツミもよく渡っていた。今年の春の暖かさが、やはり渡りを早めているようであった。今年は本当に風が強く小鳥たちには気の毒であったが、近くで鳥たちを見る機会が増えた私たちにとっては、良い風だったと言えたかもしれない。
 さて次は山形県の飛島だ。この春、渡る鳥たちを見る最後のツアーになる。離島は当たり、はずれがあり、渡ってみないと分からない。どんな状況が待っているだろうか。それ以前に海が時化、渡れないことも感がられので、先ずは無事、渡れることを祈るとしよう。

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’襦Ω島間の航路上。海面を飛ぶカンムリウミスズメ
日本で一番小さい鳥キクイタダキも渡りをしています
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キレンジャクの群れ、後1日残っていれば・・・
げ同が美しかったアカガシラサギ
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セ泙砲靴みつき、しばらく動かなかったコムクドリ
ξ吉崎に向かう途中に出会ったイスカ
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多くのハイタカも風に押し戻されていた
┰住宛个離ンムリカイツブリ

日記 | No.472 中野泰敬 2018/05/07(Mon) 11:04:00


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