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第二十五回 昆虫を求めて供 8月31日)
 朝晩がめっきり涼しくなり、ひところよりだいぶ過ごしやすくなってきた。蝉の声は少なくなり、代わってコオロギの音が増え、夕方にはアオマツムシの音が騒がしい。一歩ずつ秋が近づいていることを感じる。
 前回、ヤブガラシの花の蜜を吸いに集まる昆虫を中心に紹介してきた。未だにヤブガラシの花にはたくさんの昆虫が集まっているが、この時期、ヤブガラシと並んでニラの花も昆虫をよく集める。近所の家庭菜園用の畑にはニラの小道ができている。菜園を楽しんでいるおじさん、おばさんに挨拶しながらニラの小道へと足を運ぶ。ヤブガラシと同じく、最も目につくのはイチモンジセセリとヤマトシジミだ。時に追いかけっこをしながら花の蜜を吸っている。あっ、オレンジ色のシジミチョウ。珍しくはないがベニシジミはニラの白い花によく似合う。アブ・ハエの仲間もよく集まっている。その中で最も目につくのはナミハナアブ。このアブもいろいろな花でよく見かける。いつも数は少ないが胴体がオレンジ色の帯があるアブはよく目立ち目が奪われる。図鑑で調べるとオオハナアブという名だ。昆虫を見ようと思わなかったら、このアブのことは一生知らずに過ごしていただろう。
 コアオハナムグリ、シロオビノメイガはお馴染みさん。コアオハナムグリは人が近づこうが、スズメバチが来ようが、動かずひたすら蜜を吸っている。シロオビノメイガは人が通るたびに飛び出し、花から花へ、また隣の草へ移動する。蜜を吸い終わった後、茎などで休んでいて、脇を通るたびに飛び出し、その数の多さにびっくりする。カメムシの仲間もよく集まっている。写真を撮り、家に帰ってから調べてみると、カメムシは成長段階で色や模様が変化する種類が多いことにびっくりし、調べるのに苦労させられる。すぐに分かったのが、このブチヒゲカメムシだ。名前の通りひげ状の触角がブチ模様になっているが、それよりも体色が美しいのに魅かれてしまう。
 ハチの仲間では、やはりこの時期はハラナガツチバチがよく目立つ。胴体が細い黒いハチが飛んで来た。ジガバチである。図鑑を見るとサトジガバチ、ヤマジガバチ、ミカドジカバチとそっくりなジガバチが載っている。私にはその違いが分からず、そのままジガバチとした。
 昆虫が集まるところには蜘蛛がいる。ここにもナガコガネグモの巣があったが、そのナガコガネグモを運んでいるハチを見つけた。調べてみたらベッコウクモバチという名であった。クモを専門に狩るハチもいるのか!と、自然界の複雑さ、面白さを感じた。
 さて9月に入ると、野鳥たちの渡りのシーズンだ。しかし秋は昆虫がますます目につくシーズンだ。猛暑も過ぎ、鳥だ!昆虫だ!と、益々忙しくなりそうだ。


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.縫蕕硫屬咲く小道
△海了期、最も目にするイチモンジセセリ
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ベニシジミ、白い花にオレンジの色がよく似合う
ぅ▲屬涼膣屬任郎任皀櫂團絅蕁爾、ナミハナアブ
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ス色とオレンジ色のコントラストが美しいオオハナアブ
Δ馴染みさんのコアオハナムグリ
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Г海舛蕕發馴染みさん、シロオビノメイガ
体の模様が美しいブチヒゲカメムシ
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ジガバチ。似ている種類が多く、正式名称が不明
ナガコガネグモを運ぶベッコウクモバチ

日記 | No.481 中野泰敬 2018/09/05(Wed) 10:03:22


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