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第三十回 インドの野鳥 (2月5日)
 長らく自然見聞録を休んでしまい、申し訳ありませんでした。ようやく余裕が出てきましたので再開です!先ずは昨年11月にツアーで訪れたインドのお話をします。
 この回からツアーの日程を一泊増やし、世界遺産のタージ・マハルを訪れることになりました。ご承知の通り、王妃の墓として建立され、計算しつくされた総大理石の建物である。それはそれは立派な建造物なのだが観光客が多く、内部の見学は立ち止まることが許されず、あっという間に終わってしまった。しかし、そこは我々バーダー。眼下にヤムナー川が流れており、川を覗くと、そこにはセイタカシギやニシハイイロペリカンなどの水鳥が。何処へ行っても双眼鏡を離さない我々はすぐにバードウォッチングを開始。世界遺産より鳥である。
 さてインドのツアーでは、主に3か所の探鳥地を巡る。その中でも、世界自然遺産に登録されているケオラディオという国立公園はすばらしい。正に野鳥の天国、一日巡って100種類もの野鳥が確認できるのも驚きだが、何より数も多い。平坦な道を一日歩き回り体はへとへとになりながらも、心はかなりの充実感を得る。先ず我々を出迎えてくれたのがエジプトハゲワシ。今回は数も多く、一本の木に10羽以上のハゲワシが止まっていた。近づいても逃げることはなく、写真をバチバチ撮りまくっていた。少し歩くと現地のガイドが木の上方を指差した。その方向を見るとかわいらしいフクロウが。毎度我々の目を楽しませてくれるインドコキンメフクロウである。今回も2羽が寄り添いお昼寝中。夜行性の彼らにとっては昼間がお休み時間なのだ。また少し歩くと、今度もお馴染みのキアシアオバトだ。いつも同じ木に群れで羽を休んでいる。まるで着ぐるみを着ているように見え、かわいらしく、私はこのハトが大好きである。それからも続々と鳥が現れる。今回の収穫の一つにインドコサイチョウが挙げられる。普段は警戒心があり、じっくりと見させてくれないのだが、水浴びをした後だったのだろう。枝に長く止まり、翼を乾かすシーンに出合えたのだ。またアジアレンカクは、光線の良い状態で長い時間見られたことも収穫だった。
 このケオラディオは、湿地環境が素晴らしい。訪れる時期はインドトキコウの繁殖時期に当たり、相当な数のインドトキコウがコロニーを作って大繁殖をしている。あちらから、こちらからヒナの騒ぐ声が騒がしく響き渡る。そんなコロニーの下の木陰でウスグロワシミミズクという大型のフクロウが塒をとっているのも面白い。そして今回はニシハイイイロペリカンの群れがよく舞い、オオフラミンゴが見られたことは初めての経験だった。ヘラシギ、ムラサキサギ、アジアヘビウ、ハイイロガン、アカツクシガモなどなど、池や湿地に多種多様な野鳥が生息している。誰も好きなカワセミの仲間も、カワセミはもちろん、ヒメヤマセミ、逃げないアオショウビンと3種類が生息。これだけの鳥がいるのだから、それらを捕食する猛禽類も当然豊富と言える。インドワシ、カラフトワシ、カンムリワシ、カタグロワシ、ヨーロッパチュウヒなどなどが生息する。
 この公園は29?と広大な公園で、到底1日では回りきれない。ツアーでは2日間に亘り巡って行くのだが、それでも全てを回りきることができるわけではない。何より何キロも歩くことになるので体力が続かない。そこでツアーでは人力自転車をお願いし、疲れたら自転車の荷台で一休み。体力が回復すれば再び歩いて探鳥。今回も大いに驚き、大いに感動し、楽しませてもらった。

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いつ見ても愛らしいインドコキンメフクロウ
い未い阿襪澆里茲Δ妨えるキアシアオバト
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イ笋辰箸犬辰り見られたインドコサイチョウ
Δ海舛蕕盻膰側でじっくりアジアレンカク
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大きなコロニーを作って繁殖インドトキコウ。ヒナの声が騒がしい
┘ぅ鵐疋肇コウの声が騒がしいのか、いや、我々を気にしているのだろう、時折薄目を開ける。
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こんな大きな群れを見たのは初めてだったニシハイイロペリカン
一向に逃げようとしないアオショウビン。
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湿地上を頻繁に飛び回るヨーロッパチュウヒ。成鳥のオスが木陰で一休み。
日記 | No.486 中野泰敬 2019/02/06(Wed) 09:52:51


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