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第五十一回 もう一つのマレーシア (9月6日)
 季節が少し進み8月下旬。ボルネオ島のマレーシア領へ行ってきた。ボルネオのツアーは昨年から始まり今回で2回目となる。タビンという野生生物保護区とキナバル山の麓に広がるキナバル公園が探鳥の中心だ。
 成田からボルネオ島のコタキナバルまでは直行便が出ているのはうれしいことだ。コタキナバルに到着すると現地のガイドが出迎えてくれる。先ずは空港近くの公園で探鳥。種類はそれほど多くはないが、それでもナンヨウショウビン、モリツバメ、シロガシラトビ、コオオハナインコモドキなど20種類ほどの野鳥が出現する。初めて参加された方は、見る鳥すべてが始めて見る鳥なので、ボルネオの野鳥のとっかかりとしてはちょうど良いくらいだろう。翌日は、朝早い国内線でタビンの保護区へ向かう。空港に着くと保護区の車が我々の到着を待っている。空港から約1時間ほどで保護区に着くのだが、保護区の入り口まではパームヤシの林が広がり、熱帯雨林の面影はない。見るも無残としか言いようがないが、パームヤシのヤシ油が現地の方の重要な収入源になっている。しかし、保護区の中は熱帯雨林のジャングル。いきなりスンダエンビコウ、キュウカンチョウ、ウォーレスクマタカの出迎えをうける。保護区内のロッジに着き、いよいよ探鳥の開始である。タビンには3連泊。じっくりゆっくりと鳥を見ていくことになる。またタビンではナイトウォッチングも行われる。保護区のガイドが同乗し、上下左右ライトを照らしながらフクロウ類やガマグチヨタカ類、小動物などを探していく。今回もマレーウオミミズク、スンダガマグチヨタカ、ベンガルヤマネコなどが見られ、昨年見られなかったマレーワシミミズクが見られたことはとてもうれしかったが、このナイトツアーは保護区のガイドがいなければ成り立たず、ガイドの目の良さには、ほとほと感心させられた。参加者の皆さんも‘なんであれが分かるの!’と、ガイドの能力の高さに感心していた。さて、タビン滞在の3日間で110種るを超える野鳥を見ることができた。8種類生息しているサイチョウ類は、1種類は声だけだったが7種類見ることができ、中でもオスメスで子育てをするサイチョウは印象的だった。ムネアカハチクイも今回は近くで見られ、キタタキとの出合いには感激した。最もうれしかったのは固有種のヤイロチョウ、クロアカヤイロチョウに出合えたことだろう。昨年出合えたズアオヤイロチョウとは一瞬の出合いだったので、見た人もいれば見られなかった人もいた。しかしクロアカヤイロチョウは全員でしっかり見られ、夕食時には、その話題で盛り上がった。何処へ行ってもそうだが、同じ場所を訪れても、その時々で野鳥との出合い方は違い、出合う野鳥も少しずつ異なる。バードウォッチングは本当に楽しいものである。
 タビンを後にし、次に向かったのはキナバル公園。キナバル公園は標高が高く、平地のタビンとは生息する野鳥が異なる。ここも熱帯雨林の林が広がり、同じコースを2日間に亘り歩きながら野鳥を探していく。熱帯雨林の野鳥とは、遊歩道際に出てくる野鳥との出会いになるので、同じコースを歩いても時間帯が違えば出合う野鳥が異なったりする。今回も何回か歩き、歩いた分だけの成果を得ることができた。昨年見られなかった鳥としてはオオミドリヒロハシ、キンガオサンショウクイ、スンダヒメフクロウが挙げられる。またメグロメジロとチャガシラモリムシクイは昨年よりも良い感じに出合うことができた。逆に今回出会いのチャンスがなかった鳥も当然いた。一番悔しかったのは、公園に着くなり、カメラのレンズが動かなくなってしまったことだ。7月のマレーシアのことと言い、今年は失敗が多い。正月にはしっかりお参りし、来年はこのようなことがないようにしたい。
 ところで、タビンの保護区にはオラウータンが棲んでいる。今回はオスの鳴き声だけで、残念ながら見ることができなかった。キナバル公園近くのレストランで昼食をとっている時、レストランの壁に貼ってあるテングザルのポスターが目に入った。現地のガイドにどこで見られるのか尋ねるとスカウという場所で見られるとの返事。またオラウータンも見られるという。そこで急きょ、来年4月に、そのスカウとキナバル公園を巡るツアーを企画した。9月と4月では鳥の出方も変わってくることだろう。オラウータンとテングザルも楽しみだ。ボルネオのツアーも充実してくるだろう。

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.灰織ナバルの空港近くの公園名物コオオハナインコモドキ
△修慮園でコアオバトの親子が・・
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タビン保護区の入り口で出迎えてくれたスンダエンビコウ
ぅ織咼鵑諒欷邏茲如▲汽ぅ船腑Δ巣の中にいるヒナに餌を持ってきた
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イ箸討發Δ譴靴ったキタタキとの出合い
今年は出合えたマレーワシミミズク
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Дロアカヤイロチョウの美しさに感激
大きなハチクイ、ムネアカハチクイ
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メグロメジロとは、何ともややこしい名前だ
チャガシラモリムシクイのかわいらしさに、皆さんメロメロ

日記 | No.508 中野泰敬 2019/12/09(Mon) 10:38:32


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