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  私と野鳥との付き合いは早いもので25年を超えるものとなりました。この機会にちょっとだけ昔のことを思い出してみました。私と野鳥の接点になったものは、ほんとうに単純な彼等の美しさだったように記憶しています。ライフリストなどという言葉を当時知ることのない少年だった私は、あたかもさまざまな色・形のミニカーを収集するかのように、美しい野鳥達の姿に魅せられたものでした。25年もの時間を野鳥達との時間に費やせたこと、それは「バードウォッチング」が長く続ければ続けるほどおもしろくなっていく趣味であることの裏付けだと思います。ただ、どんなことでも楽しくなければ長く続けることはできません。 私はバードガイドとしてまず、参加者の皆さんにとって"楽しく・そして楽しめるツアー"というものを意識して行きたいと思います。そもそもツアーは経験年数はまちまちでも同じ趣味の方たちが集まる場所です。楽しく、和やかであることはもちろんなのです。ただ、お目当ての野鳥達に出会えてこそ感動があるということも事実です。どのような出会いが訪れるのかがある意味予測できないフィールドでは、今まで自分自身が蓄積してきた経験を余す所なく生かし、少しでも多くの出会いに繋げて行けるよう努力することをお約束いたします。

 そしてもう一つ心から楽しみにしていることがあります。それは比較的経験の浅いバードウォッチャーのみなさん、あるいは全くの初心者の方とこの機会に是非接してみたいのです。野鳥を見つけることは意外に難しいのですが、経験のある人間と一緒に鳥を見ることによって、野鳥を発見・識別する能力は飛躍的に伸ばせるのです。私が持っているちょっとした知識を多くの皆さんにお伝えし、一緒に感動を味わえることを心から楽しみにしているのです。視野がちょっと広がることによって、今まで気付かなかった野鳥達の気配を感じる喜びを味わえる・・・そんなお手伝いができればと願っております。そして参加者のみなさんの感動が野鳥達、ひいては彼等の棲む環境を守るための一粒の種となることを祈っております。

 
     
 
石田光史のひとりごと
 
 
石田光史のプロフィール
1970年 福岡県生まれ。
野鳥との付き合いは小学生の頃から。その後高校時代に偶然見た野鳥写真に憧れ写真活動に入る。視力・聴力・経験などをトータルした"嗅覚"をバードウォッチングの旨としているが、特に視力には絶対の自信を持つ。ここ数年はバードウォッチング普及活動にも興味を抱き、主に小学生を対象とした総合的学習の指導員としても活動している。
(財)日本野鳥の会会員。
<主な作品掲載紙>
月刊「Birder」文一総合出版/月刊「野鳥」日本野鳥の会/図鑑NEO「鳥」小学館 「日本野鳥写真大全」クレオ/「鳥の名前」東京書籍/
現在は月刊「野鳥」の「教えて?安西さん」コーナーの写真を担当している。
 
     
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