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  バードガイドという仕事を始めて20年近くが経とうとしています。当初は、バードウォッチングがツアーになるとは信じられず、更にそのツアーのガイドを私がやろうとは考えもしていませんでした。「ガイドをしてほしい」と声がかかり、初めて訪れたのが沖縄のやんばるでした。それ以来、八重山、北海道、奄美大島、九州などなど多くの場所を訪れ皆さんをご案内するようになりました。更に国内に留まらずハワイ、シンガポール、アラスカ、台湾など海外の鳥まで案内するようになり、その回数を重ねる度に、このガイドという仕事に魅力を感じ、やりがいを感じるようになりました。
 私が鳥を見つけて、皆さんがその鳥を確認する。すると皆さんの表情が喜びに溢れます。その皆さんの喜んだ表情を見る時が最もうれしい瞬間です。大勢でバードウォッチングを行ない、喜びを共有する。その人たちは、昨日今日あったばかりの人たちです。その不思議さもツアーの魅力であり、ガイドをしていて楽しいところなのかもしれません。
 私は、学生時代に鳥にはまりバードウォッチングを始めました。鳥を見ることが大好きで、35年以上過ぎた今でも飽きることがありません。そんな私が日本国中、そして海外まで、鳥を見るという一点で出向いているのですから、仕事とはいえ楽しくないわけがありません。皆さんがツアーに参加くださるからこそ私は楽しんでいられるのです。この感謝をどう皆さんにお返しできるだろうか。訪れた先々のお話をツアー中にする。私が見てきた野鳥の面白さや楽しさをお話しする。そして、数泊のツアーを、バードウォッチングのときはもちろん、一つの旅として楽しんでもらうように頑張る。とにもかくにも、ツアーが終わった時点で、皆さんに「楽しかった!」と言ってもらえるよう努力するのみです。
 しかしながら相手は野鳥。野生動物を自然の中で観察するという徳性ゆえ、皆さんにご注意申し上げることも出てきます。その際はどうか野鳥を愛する故とご理解いただければと思います。参加されている皆さん全員にご満足頂けるようなツアーを、これからも目指していければと思っております。

 
     
 
中野泰敬の『新・今週の鳥』
 
 
中野泰敬のプロフィール
1960年東京生まれ。
学生時代に野鳥に興味を持ち始め、卒業後野鳥写真を扱うフォトライブラリーに入社。そこで多くの野鳥カメラマンたちと出会い、写真家への夢を膨らます。1986年福島県福島市へ転居。福島市小鳥の森でレンジャー(自然解説員)を経験した後、1991年フリーの野鳥カメラマンとして独立。景色の中にたたずむ野鳥の姿をとらえた作風を心がけている。
<主な著書>
・ はじめに覚える33種 河出書房新社 1998年
・ 四季で探す野鳥ハンドブック 新星出版社 1999年
・ 旅のついでのバードウォッチング 人類文化社 1999年
・ 一年で120種の野鳥に出会える本 文一総合出版 2005年
・ 日本の野鳥 識別図鑑 誠文堂新光社 2016年
 
     
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