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  鳥を見るのは何故飽きないのでしょう。ガイドの仕事で、一年のうち150日前後は鳥を見ています。もちろんガイドの仕事がない時には鳥の写真を撮りに行ったり、庭に鳥を呼んで眺めていたり、地域の探鳥会に顔を出したり。一年中野鳥のことを考えている、と言っても過言ではないかもしれません。それなのに飽きないのです。それは何故か。‘常に’とは言い過ぎかもしれませんが、今までに見たことがない行動が見られたり、新しい発見があったり、感動する光景が見られたりするからです。
 野鳥に興味を持ち始めてから30年以上が経ちました。しかし、未だに新しい発見があると言うことは、野鳥は奥が深く、まだまだ知らないことがたくさんあると言うことです。また野鳥を見ていると植物が気になり、昆虫が気になり、興味の行き先が広がり続けています。恐らく死ぬまで野鳥に対する興味は衰えることはないのでしょう。

 以前私は、福島市小鳥の森でレンジャーという職についていました。そこで上司から「有休をしっかりとって、いろいろな場所へ行って野鳥を見てきなさい。そして、その経験を来訪者の方々にお話して上げなさい。」と言われました。現在、私は仕事とは言え、北海道から沖縄、そして海外へとバードウォッチングの旅をさせていただいております。多くの地域で様々な野鳥・自然と出会い、前にも述べましたが、そこには新しい発見があり、面白い行動や素晴しい光景を見ることがあります。鳥を見ることが飽きないのは、ツアーに参加してくれる皆さんのおかげと言えるでしょう。30年以上野鳥を見てきた体験談、ツアーで見てきた野鳥や自然のお話。そのことを、他のツアーで皆さんにお話しすることが、レンジャー時代に上司に言われたことであり、ツアーをより深いツアーになるものと思っております。そしてツアーを通じて、皆さんがより野鳥を深く知り、より野鳥が、より自然が好きになってくれたら幸いです。そのためにも私自身、ツアーを大いに楽しみ、その楽しみを皆さんに伝えていけたらと思っております。

 
     
 
中野泰敬の『新・今週の鳥』
 
 
中野泰敬のプロフィール
1960年東京生まれ。
学生時代に野鳥に興味を持ち始め、卒業後野鳥写真を扱うフォトライブラリーに入社。そこで多くの野鳥カメラマンたちと出会い、写真家への夢を膨らます。1986年福島県福島市へ転居。福島市小鳥の森でレンジャー(自然解説員)を経験した後、1991年フリーの野鳥カメラマンとして独立。景色の中にたたずむ野鳥の姿をとらえた作風を心がけている。
<主な著書>
・ はじめに覚える33種 河出書房新社 1998年
・ 四季で探す野鳥ハンドブック 新星出版社 1999年
・ 旅のついでのバードウォッチング 人類文化社 1999年
・ 一年で120種の野鳥に出会える本 文一総合出版 2005年
 
     
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